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2025.07.31

読書日記:7月31日

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前回(7月25日)の つづき

■7月22日(火)

中山七里【能面検事】再読:ドラマを観たので

■7月23日(水)

有栖川有栖・安井 俊夫【密室入門】読了

■7月24日(木)

齋藤孝【「遅読」のすすめ】読了 → 要レビュー

森博嗣【諦めの価値】(25.07.26)読了   → 【諦めの価値】(25.07.26)

佐々木譲【愚か者の盟約】読了  →  【愚か者の盟約】(25.07.28)

■7月25日(金)

中山七里【能面検事】再読

■7月26日(土)

中山七里【能面検事の奮闘】再読

7月27日(日)

中山七里【能面検事の死闘】再読

■7月28日(月)

原田ひ香【まずは、これ食べて】読了

■7月29日

米澤穂信【儚い羊たちの祝宴】読了

中山七里【合唱 岬洋介の帰還】ダウンロード

■7月30日

中山七里【合唱 岬洋介の帰還】読了

中山七里【おやすみラフマニノフ】再読

森博嗣【小説家という職業】購入

 

■購入予定本

有栖川有栖【マレー鉄道の謎】

方丈貴恵【アミュレット・ホテル】

有栖川有栖【鍵の掛かった男】

■以下、Kindleのコンテンツ一覧などから■ 7月日~5月4日まで → 一応レビューしたものは消していく

黒井千次【黄金の樹】(7月22日)

知野みさき【鈴の神さま】

森博嗣【まどろみ消去】

松本清張【捜査圏外の条件】

森博嗣【森博嗣のミステリィ工作室】

瀧羽 麻子【女神のサラダ】

内田康夫【夏泊殺人事件】

原田ひ香【老人ホテル】()

小説トリッパー編集部【20の短編小説】

有栖川有栖【新装版 マジックミラー】()

あずまきよひこ【あずまんが大王】

稲空穂【特別じゃない日】

ほしおさなえ【言葉の国のお菓子番】

西村京太郎【十津川警部 あの日、東海道で】

西村京太郎【つばさ111号の殺人】

佐々木譲【密売人 北海道警察】

堂場瞬一【全悪 警視庁追跡捜査係】

西村京太郎【殺人へのミニ・トリップ】

長月天音【泊日文のおひとりさま日記】

こいしゆうか【くらべて、けみして校閲部の九重さん 2】

有栖川有栖・安井 俊夫【密室入門】

 

有栖川有栖【赤い月、廃液の上に】

窪美澄【ふがいない僕は空を見た】(7月20日)

黒井千次【春の道標】(7月22日)

齋藤孝【「遅読」のすすめ】

原りょう【ハードボイルド】

原りょう【ミステリオーソ】

伊坂幸太郎【ペッパーズ・ゴースト】

麻宮ゆり子【仏像ぐるりのひとびと】

米澤穂信【栞と嘘の季節】

朝倉宏景【空洞に響け歌】

森博嗣【地球儀のスライス】

 

画像は11年前の今日、病院内レストランから。

 

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2025.07.30

原田ひ香【まずはこれ食べて】

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双葉文庫 は-33-03
原田ひ香/著 
出版社名 双葉社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-575-52654-7
(4-575-52654-1)
税込価格 803円

 

池内胡雪は多忙なベンチャー企業で働く三十歳。不規則な生活で食事はおろそかになり、社内も散らかり放題で殺伐とした雰囲気だ。そんな状況を改善しようと、社長は会社に家政婦を雇うことに。やってきた家政婦の筧みのりは無愛想だったが、いつも心がほっとするご飯を作ってくれて――。現代社会の疲れを癒す、美味しい連作短編集。

 

実は再読だったと、最後の1章でやっと気づいた。

学生時代から連れ立っていた5人で起業したベンチャー企業。
それから7年が経ち、社内には何となくけだるい雰囲気が漂うようになった。

そんな時、CEOの田中優一郎が家政婦を雇うことを提案。
メンバーの伊丹大悟(営業担当)・桃田(ITに強く山登りが好き)と、主に事務担当の胡雪は、全面的にではないものの賛成する。
もう一人、いつもアイデアを出してこの会社の基礎作りをしたような柿谷がいるが、彼は現在行方不明だ。

そしてやってきたのが、筧みのり。

マンションの一室である事務所は次第に綺麗になっていく。
何よりも、彼女の料理が美味しいのだ。

物語は、1章ずつ彼らが主役になっていくという連作短編集の形を取っている。

それぞれ疲れて帰ってきた彼らに対する筧の第一声が「まずはこれ食べて」だ。

そうしたエピソードで、彼らの苦悩も語られていくのだが、順調に延ばしてきたとはいえ小さな会社だ。
30歳になり、こもごも考え方も変わってきている。

その中で、柿谷の不在が時々話題に出て、ある日妹だという女性が、彼が北海道で目撃されているという情報を伝えてくる。
そこから物語が動き出すのだが、この柿谷という人物がとんでもない見下げた男だった。

そしてエピローグでは、思いもかけない真相が語られる。

内容は暗い面も多いのだが、出される料理が美味しそうで、その嫌な気分をほぼ払拭させてくれる(かな?)。
自分にとっては、最後の柿谷の項で、それまでのほのぼのした気持ちが一挙にダウンしてしまった。

 

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2025.07.29

【能面検事】の登場人物

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ドラマを観テイル関係で、【能面検事】のシリーズを再読した。

最後の【能面検事の死闘】では、東京から次席検事の岬たちが乗り込んでくる。

大阪の榊次席検事と並んで「東の岬、西の榊」とも、「鬼の岬、仏の榊」とも称されている。

この岬検事の息子が、高名なピアニストだという話が出てきた。
聞いたことのある名前だなと思って、思い出した。

音楽シリーズの探偵役だった。

 

関連記事

【おやすみラフマニノフ】(23.09.18)

【さよならドビュッシー】(23.09.12)

 

画像は9年前の今日、夕刻迫る多摩川。

 

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2025.07.28

佐々木譲【愚か者の盟約】

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講談社文庫
佐々木譲/〔著〕 
出版社名 講談社
出版年月 1993年8月
ISBNコード 978-4-06-185540-3
(4-06-185540-9)
税込価格 662円

解散総選挙による日本政治の大きな転換を生み出した若き政治家寺久保浩也の胸中は!? 初当選以来第一秘書として政界の裏で手を汚してきた野崎浩平との無敵のコンビが、恋愛、対米摩擦、派閥闘争を乗り越える迫真のポリティカル・スリラー。

 

プロローグ的な冒頭で、二人の父親達のつかの間の交流が描かれる。
30年後、二人の邂逅でそのことに触れられるのかと期待したが、それは一切なかった。

著者の「これは全編フィクションである」ということわりが入るくらい、その時代に生きた人たちが実名で登場する。
ストーリーは虚構なのだろうが、背景をもろに知っているものとしては、かなり懐かしい展開だ。
当時の社会党の江田五月、成田委員長、土井たか子など。

もっとも元になる舞台は北海道だが。

久保浩也は、父の死によって二世議員となる。
本題の話は、その当選場面から始まる。党が付けた第一秘書が、野崎浩平だった。

政治の裏社会も、いやになるほど描かれている。

議員の妻は、徳川時代の大名の妻の逆バージョン(地元張り付き)かなと、ふと思って気の毒になった。
男は一人で放っておくと、碌な事にならない。

 

 

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2025.07.27

ドラマ「能面検事 3」

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雑居ビルで起きた転落死事件の被疑者はアルツハイマーで、事件については何も覚えていないと言う。
彼はそのビルで働く孫の康介に、傘を持ってきていたのだった。

そして転落事件の真相は……。

 

康介は、二年前に母を交通事故で失っていた。
運転者の過失だったが、証拠品であるドライブレコーダーは紛失していた。その為、事件は不起訴に終わっていた。

この「捜査資料紛失」を、不破は大阪府下全所轄署への一斉捜査で摘発していた。
結果、70人以上の処分者が出た。

そのことをなじる大阪府警本部長に、不破は「その紛失によって、運命を狂わされた人もいる」と強く言い切る。
この辺が、とても痛快だ。

しかし、一人残された老人は、どう暮らして行くのだろう?

 

画像は5年前の7月27日早朝、手術当日の淀川河川敷。

 

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2025.07.26

森博嗣【諦めの価値】

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朝日新書 827
森博嗣/著 
出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-02-295136-6
(4-02-295136-2)
税込価格 979円

 

 

本書は「まえがき」が結構長い。
そこで「人生を諦めたくない人」は対象外であることを示しつつ、「人生をどう諦めるか」で悩んでいる人には役に立つだろうと提案している。

もう諦めるも何もない自分にとっては、面白い展開になるのではなかろうか。

一つ一つの提案はごく短くて、具体的だ。
読んでいるうちに、「なるほど」という気になれる。

どんな展開でも、何かしら「諦める」ことで次に進めるようだ。

都度、目標や計画を(諦めながら)見直し、過去に囚われないことで、結局は目的達成に近づけるのかもしれない。
しゃにむに「諦めない」ことを目標にしていると、却って悩みを増やすだけだろう。

人世の節目節目で、決断して諦めることは増えていく。
そこでどう決断するか(つまり諦めるか)で、その後の人世も変わっていくことだろう。

唯一のアドバイスは、「考えろ」ということで、「自分で考えること」だけは諦めてはいけないと提言する。

そう言えば、自分で考えることをしないで、すぐ人に聞いてくる人の何と多いことか。
自分で気づいていなくても、その時点で「自分に諦めている」のかもしれない。

ちょっと考えれば判ることを聞いてこられたとき、「あなたはどう思うの?」と尋ねることにしている。
それが、「必要なときには諦めない」に繋がるかな?

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2025.07.25

和泉雅子さん

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和泉雅子さんが亡くなられた。

日活三人娘だったか、吉永小百合さんが「静」だとしたら、和泉さんは明るい印象を受けていたが、そんなに映画を観たわけではない。

むしろ後年の冒険家としての一面に、驚いたものだ。

割合最近舟木一夫との共演作「絶唱」を観たこともあり、何だか無情を感じる。
舟木さんもコンサート中にそのことに触れて、哀悼の意を表しておられた。

これは本当かどうか判らないのだが、和泉さんは舟木さんと結婚したかったのだとか。
でも当時の映画界の事情から、単なるお友だち関係でいたとか。

実際和泉さんは、よく舟木さんのコンサート会場に足を運んでおられたようだ。

 

いい感じの二人だったけどなぁ。

 

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読書日記:7月25日

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■7月22日(火)

中山七里【能面検事】再読:ドラマを観たので

■7月23日(水)

有栖川有栖・安井 俊夫【密室入門】読了

■7月24日(木)

齋藤孝【「遅読」のすすめ】読了

森博嗣【諦めの価値】読了

佐々木譲【愚か者の盟約】

 

■引きつづき読んでいる本

■購入予定本

有栖川有栖【マレー鉄道の謎】

方丈貴恵【アミュレット・ホテル】

有栖川有栖【鍵の掛かった男】

森博嗣【喜嶋先生の静かな世界】

 

■ダウンロード本:KindleUnlimited

森博嗣【黒猫の三角】
佐々木譲【愚か者の盟約】

■要レビュー本

有栖川有栖【赤い月、廃液の上に】

麻宮ゆり子【仏像ぐるりのひとびと】
米澤穂信【栞と嘘の季節】 

 

■読了本:この3冊は外れ

田辺聖子【不倫は家庭の常備薬】KindleUnlimited  → 返却
高木彬光【神津恭介、密室に挑む】KindleUnlimited  → 返却
【クロワッサン2025年7月10日号 】KindleUnlimited  → 返却

 

画像は2013年7月25日、IBMのビルからチラッと見えた隅田川。

 

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2025.07.24

高木彬光【神津恭介、密室に挑む】

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光文社文庫 た4-44 神津恭介傑作セレクション 1
高木彬光/著 
出版社名 光文社
出版年月 2013年4月
ISBNコード 978-4-334-76560-6
(4-334-76560-2)
税込価格 713円

眉目秀麗、頭脳明晰、白面の貴公子。輝かしい形容に彩られた名探偵、神津恭介(かみづきょうすけ)。彼が挑むのは密室トリックの数々。

 

高木彬光は若い頃随分読んだが、神津恭介ってこんなにキザだったっけ?

いずれも密室ものの6つの短編。

冬の青森の厳しさがうかがえる【白雪姫】が、一番面白かったかもしれない。
あとは大同小異な気がして、あまり印象に残らなかった。

「雪が作る密室」は、予想外のトリックだった。

双子登場も、お約束どおりかな。

あとでタイトルだけ見返しても、どれがどの話だったか、ビックリするくらい思い出せなかった。

 

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2025.07.23

ドラマ「能面検事」

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今週に入ってから、第一話と第二話を観た。

原作は大好きで、すべて読んでいる。
舞台が大阪のこともあって、内容もわかりやすい。

さてドラマだが、主役の上川隆也がピッタリはまっている。
もともと嫌いな俳優さんではなかったし(「大地の子」はよかった)、その能面ぶりも板に付いている。

おバカな事務官総領は、原作よりはマシな感じかな。
これも、演じ手から受ける印象がいいからかもしれない。いつも情報を齎してくれる課長とのお喋りには、少々付いていけないものがあったから。

課長と言えば、観月ありさの大阪弁は、やはりかなり苦しい。
ご本人は随分がんばって勉強なさっているようなので(記者会見での話し)、今後に期待しよう。

もう一つ、次席検事役の寺脇康文が、こちらもガチ大阪弁なのがおかしかった。
これは不破と同じような堅物だとかぶってしまうので、敢えて大阪弁を使いたいと原作者に談判なさったのだとか。
その意気込みは、ある程度正解だったかもしれない。

原作から見ると、少々肩透かし的な感もあるが、全体に堅い雰囲気なのでいい雰囲気をつくっているのかもしれない。

 

その原作【能面検事】を再読してみた。

第一話は1時間近くを使って、「第1章」にあたる部分を映像化。

だが第二話は、45分間で「第2章」から「第5章」までを一気にドラマ化していた。
筋を追うだけのようでもあったが、コンパクトにうまくまとめていたと思う。

 

関連記事

【能面検事】(24.05.05)

【能面検事の奮迅】(24.05.26)

【能面検事の死闘】(24.12.02)

 

画像は11年前の7月23日、多摩川。研修会へ行くところ。

 

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2025.07.22

黒井千次【黄金の樹】

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P+D BOOKS
黒井千次/著 
出版社名 小学館
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-09-352347-9
(4-09-352347-9)
税込価格 605円

恋と政治に揺れる東大生を活写した青春小説

 

冒頭、いきなり「ピース」を買う大学生の明史が登場。

棗から別れを告げられた傷心の高校3年生時のことは、すぐには出てこない。
明史は、週に一度の家庭教師のアルバイトに行くときだけ、ピースを買っている。という微笑ましい話だ。

彼はバイト先の小学生の母親、麻子に憧れ、焦がれるようになる。

一方で高校時代からの文芸誌の集まりも続いており、明史は棗を主人公にした小説を書いたりしている。

 

他方この年には「血のメーデー」もあり、東大生たちも巻き込まれていく。
父親が検事である明史は、当然親からも自粛を要望されていて、自らも深入りするつもりはない。
その姿勢に自分でも自虐的な思いも持っているのだった。

父の転勤先の長野では、隣家の少女からも好意を寄せられたりしている。

 

そんなとき、突然棗から便りが来た。

再び出会った時、やはり自分には彼女しかいないと自覚する明史だったが……。

棗が両親や婚約者相手にゆっくりと説得していたことは、後に明かされる。

棗の姿勢に、非常に好感が持てる。
親が決めた縁談を断るべく、かなり奮闘したのだろう。その為には自身潔白でなければと、明史に対しても決然たる姿勢を貫いたと思える。
その姿勢が認められた時(親や相手があきらめた時)、明史に連絡を取って逢っている。

一方明史は、アルバイト先の母親に惹かれ、実家の隣に済む女性にも、優柔不断な態度を取っている。

 

だが、前作とは違う「ハッピーエンド」に、こちらもホッとするのだった。

 

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2025.07.21

読書日記:7月21日

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■7月21日

佐々木譲【愚か者の盟約】KindleUnlimited

■7月19日

黒井千次著【黄金の樹】購入   →   当日読了


田辺聖子【不倫は家庭の常備薬】KindleUnlimited   →   読了
高木彬光【神津恭介、密室に挑む】KindleUnlimited
【クロワッサン2025年7月10日号 】KindleUnlimited

引き続き、有栖川有栖・安井 俊夫【密室入門】、
齋藤孝【「遅読」のすすめ】を並行して読む。

 

有栖川有栖【赤い月、廃液の上に】は読み終わっているので、レビューを書く必要あり。

麻宮ゆり子【仏像ぐるりのひとびと】
米澤穂信【栞と嘘の季節】  この2冊もザッと読み返して、レビューを書く予定。

 

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2025.07.20

窪美澄【ふがいない僕は空を見た】

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新潮文庫 く-44-1
窪美澄/著 
出版社名 新潮社
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-10-139141-0
(4-10-139141-6)
税込価格 693円

それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。

 

高校生の斎藤卓巳は、助産院を開業している母親と暮らしている。
父親は、若い女を作って出ていった。

卓巳は同じ高校に通う松永に好意を持っているが、年上の女性に誘惑されて関係を持ってしまった。

友人福田は、祖母と二人暮らしだ。母親は家を出ていて、たまに帰ってくると家中のお金をくすねていく。

だが彼は、バイト先の先輩田岡から少しずつ勉強を教えて貰っている。
同じ団地に住むあくつもだ。

 

卓巳と不倫している女性は、姑から子どもはまだかと事あるごとに責められ、不妊治療を受けさせられている。
この姑と彼女の夫は、最低の人物だ。

 

と、色々問題を抱えながらの青春だが、卓巳は心ない中傷を受け、学校に行けなくなってしまう。

それぞれの視点から物語は進んで行くが、卓巳たちの担任野口や卓巳の母の助手みっちゃんが、いい彩りを添えている。

 

後半は卓巳や福田・あくつ、それに田岡たちが中心となった話だが、前半のかなりエグい表現は本当に必要だったのだろうか?

 

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2025.07.19

読書日記:7月19日

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確かに読んだのに、記録していない本が山のようにある(ややオーゲサ)。Kindleで購入したときには、即読んでいるのだが。
そして、中身は殆ど覚えていない。

中には、ブログで「下書き」としてタイトルと紹介文だけ保存しているものもあり、それに書き加えればいいのに、さっぱり思い出せないのだ。

また新鮮な気持ちで読み返せばいいだけだが、困ったものである。

■以下、Kindleのコンテンツ一覧などから■ 7月日~6月10日まで → 一応レビューしたものは消していく

有栖川有栖【赤い月、廃液の上に】

窪美澄【ふがいない僕は空を見た】

有栖川有栖【カナダ金貨の謎】(7月16日)

黒井千次【春の道標】

有栖川有栖・安井 俊夫【密室入門】

黒井千次【老いの深み】(7月14日)

齋藤孝【「遅読」のすすめ】

原りょう【ハードボイルド】

原りょう【ミステリオーソ】

マーク・トウェイン【百万ポンド紙幣】(7月12日)

原りょう【そして夜はよみがえる】(7月10日)

伊坂幸太郎【ペッパーズ・ゴースト】

麻宮ゆり子【下町洋食バー高野】

町田その子【うつくしが丘の不幸の家】

原りょう【さらば長き眠り】(7月8日)

麻宮ゆり子【花電車の街で】

麻宮ゆり子【仏像ぐるりのひとびと】

武田 惇志, 伊藤 亜衣【ある行旅死亡人の物語】

堂場瞬一【策謀】(6月22日)

米澤穂信【栞と嘘の季節】

二宮和也【独断と偏見】(6月20日)

堂場瞬一【交錯】(6月19日)

朝倉宏景【空洞に響け歌】

森博嗣【地球儀のスライス】

 

画像は12年前の7月19日、佐世保行き?。

 

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2025.07.18

黒井千次【春の道標】

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P+D BOOKS
黒井千次/著 
出版社名 小学館
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-09-352314-1
(4-09-352314-2)
税込価格 770円

戦後間もない時代を描いた自伝的青春文学。

 

黒井千次氏の「老い」に関する4部作(?)を読んで、他の本も読んでみたくなった。

Amazonで見つけたのが、本書である。
何と、ぶっちぎりの青春小説であった。

著者のイメージとして描いていたものとの落差に、しばし戸惑う。
考えるまでもなく当たり前のことだが、祖父母の若かりし頃のアルバムを見たような気分だ。
そう、誰にでも青春はあったのだから。

戦後間もない頃とて、新制高校で男女共学になる年。
戦後の色々な労働争議関係の事件が起きた頃。三鷹事件もその一つで、主人公の同級生が「冤罪」だといってビラ配りなどをしている。

また、随分と早熟だったのだなとも思う。
相手の女性は、通学途中で出会った中学生。共学になるのを機会に、同じ高校へ進学するよう勧めている。
この中学生が、また非常に積極的で、(自伝的小説だと言うし)実際にこんな子がいたのだろう。

しかしこの交際は、棗というその少女から別れを切り出されて、あっさりと終わってしまう。

続きがあるようなので、読んでみよう。

 

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2025.07.17

ドラマ「DOCTOR PRICE」第2話

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1話と2話を同時に観たものだから、前回書いた時には盛大に勘違いしていた。

療養型病院へ転職したのは研修医ではなく、突然のオペで結婚記念日にさえ定時に帰宅できなかった外科医の話だった。
その病院には、鳴木の父が自死した原因になった、今も手術の影響で昏睡状態のままの娘、銅坂麻衣が入院している。

その外科医を再度転職させる話をしているときに、影で録音していた人物がいる。
その録音物を証拠として、鳴木は労働基準監督署の追求を受ける。

勿論華麗に言い逃れる鳴木だったが。

銅坂麻衣のカルテを手に入れた鳴木は、その一部の記述が改竄されていることに気づく。

 

キャストの名前に三浦貴大があったが、鳴木のライバル役だった。全然気づかなかった。
ご両親のどちらとも似ていらっしゃらないような気がする。

 

関連記事

ドラマ「DOCTOR PRICE」(25.07.15)

 

画像は【DOCTOR PRICE 2】

 

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2025.07.16

有栖川有栖【カナダ金貨の謎】

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講談社文庫 あ58-23
有栖川有栖/〔著〕 
出版社名 講談社
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-06-523823-3
(4-06-523823-4)
税込価格 902円

倒叙形式の表題作「カナダ金貨の謎」ほか、火村とアリスの出会いを描いた「あるトリックの蹉跌」、など趣向を凝らした五編を収録。

 

国名シリーズ」の第10弾。

【エアネコ】が、微笑ましかった。

火村の像が、今に至ってもどうもはっきりしない。
34歳と若いのだが、やけに老成している印象を受けるのだ。

映像化された俳優さんが若くて、違和感を抱いたほどだ。

浅見光彦のように何人かの映像があると、その内の誰かを思い浮かべながら読めるのだが……。

 

こうした短編集は、楽しい。
何かのアンソロジーで読んでいたとしても、サラッと流せるのがいい。

 

表題作【カナダ金貨の謎】は、倒叙法を使っている。

犯人とアリスが、代わる代わる語り手を務めているのだ。

最後は火村の罠にかかった犯人が、言い逃れ出来ない状態に陥る。

犯人に感情移入するところかもしれないが、彼も被害者も「ワル」過ぎた。同情の余地なしというところ。

ところで、犯人の恋人で第一発見者が火村にコンタクトを取ってきたのは【スイス時計の謎】の登場人物らしいのだが、誰だったろう?

 

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2025.07.15

ドラマ「DOCTOR PRICE」

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ガンちゃん主演の「DOCTOR PRICE」を観る。

珍しく長髪のガンちゃん。自毛かなぁ?役柄は、最初は大きな病院の小児科医、鳴木。

そこで起きた医療ミスの責任を取る形で、彼の父親が自死する。

父の自死には、仕組まれた何かがあるのではと、「転職エージェント」として起業して真相を探るのが、物語の流れのようだ。

一回目は、退職した病院の研修医をとある療養型病院に紹介する。
一度療養型の病院に勤めると、元の普通の病院には戻れない。それも織り込み済みの判断だった。

その研修医は上司のパワハラに遭っており、鳴木がモップでその上司を殴るシーンが、スカッとした。
表向き、その不祥事で辞めることになるのだが、逆に馘首をするなら訴えると、役員たちを脅迫する鳴木。

原作は、やはり漫画だった。

 

画像はその原作コミック

 

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2025.07.14

黒井千次【老いの深み】

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中公新書 2805
黒井千次/著 
出版社名 中央公論新社
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-12-102805-1
(4-12-102805-8)
税込価格 924円

老いと向き合い見えたこと、考えたこと。

 

昨年の今頃、このシリーズの最初の3冊を続けて読んだ。

ほぼ1年ぶりに、最新刊を読む。

60代・70代・80代と辿ってきて、本書はいよいよ90代の大台に乗られるところだ。
それでもお元気に、毎日散歩に出かけていらっしゃる。

しかし本書の途中からは、杖がお供に付くようになった。

月に一度の新聞への寄稿をまとめたものだが、今回は同じテーマが日を置かず何度も出てくるのが、少々気になった。

ころびそうになる話、錠剤を取り出そうとして落としてしまう話など。
ご本人は、月に一度のこと故「そうだ、今月はこの話を書こう」と言うことなのだろうが……。

よくある「同じ話を繰り返し……」の類いかと思われるが、身につまされる。
って、自分自身もここ(このブログ)で同様のことをしていることだろう。

著者の作品はこれまで読んだことがなかったが、検索してみて少々驚いた。
意外や、青春小説を書いておられるのだった。

手始めに、自伝的要素が高いという一冊を読んでみることにする。

 

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2025.07.13

読書日記

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齋藤孝さんの【「遅読」のすすめ】を購入。

著者は紙本を前提としておられるので、三色ボールペンでの線引きやドッグイヤー、付箋の使用などを推奨しておられる。

中に、「読み始めた日」の記載というのがあったので、これは積極的に取り入れようかなと思っている。といいか、一応「読書ノート」は作っているので、単に読み始めの日を記載するだけでいいのだが……。
並行して読んでいると、読み始めた日を忘れていたまま数日経ってしまった、といったことも度々ある。

食べたものの記録も、ちょっとボヤッとしていると「あれ?昨日何食べたっけ?」になるようなものか?

本書の話に戻ろう。
読み終わりにはさほど拘っていらっしゃらないようだ。
ゆっくり読むから、読み返しもあるし、いつ読み終わったかは問題にならないのかな?

今回、本のタイトルを記事名にしていないのは、まだ読み始めであるということと、
モレスキンの「読書用ノート」の活用も含め、ちょっと気持ちを新しくしたいと思っただけだ。

読み終わったら、あらためて書こう。
タイトル通り、ゆっくり。じっくり読めるかな?

 

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2025.07.12

マーク・トウェイン【百万ポンド紙幣】

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世界ショートセレクション 4
マーク・トウェイン/作 堀川志野舞/訳 ヨシタケシンスケ/絵 
出版社名 理論社
出版年月 2017年2月
ISBNコード 978-4-652-20177-0
(4-652-20177-X)
税込価格 1,430円

名作がスラスラよめる!世界文学旅行へお連れします

 

このところ「ヨシタケ シンスケ」さんが挿絵を書いていらっしゃる 、「世界ショートセレクション」を何冊か読んでいる。
本書はその「シリーズ 4」にあたる。

7篇の短編集だが、一番最後の表題作【百万ポンド紙幣】が楽しかった。

舞台はアメリカではなく、ロンドンだったが。
イギリス流「「わらしべ長者」かな? ちょっと違うか。

全体に、100年以上前の話なので、貨幣価値などさっぱり判らないが、話そのものを理解するのに障害にはならなかった。

 

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2025.07.11

新しい Kindle

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過日友人宅でランチ会をしたときのこと。

敬愛する「お宿」提供者である先輩は、最近本が読みづらくなったと言う。

それではと、常に携行しているKindleを体験して頂く。

色々利点を挙げて、彼女もその気になったようだ。

しかし現在、同じ種類のものはもう売られていない。
所有している最新のもののディスプレイは 6.8インチだが、今のは7インチだ。

大きいのは見やすいだろうが、その分筐体も大きくなっているのでは?

責任を感じて(?)、最新の「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」をポチッた。

やはり、少々大きくなっていた。それに、若干重い。
持ち歩き用ではなく、「じっくり読む系」だな。

 

画像はその「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」

 

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2025.07.10

原りょう【そして夜は甦る】

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ハヤカワ文庫 JA 501
原りょう/著 
出版社名 早川書房
出版年月 1995年4月
ISBNコード 978-4-15-030501-7
(4-15-030501-3)
税込価格 1,078円

いきのいい会話と緊密なプロット。レイモンド・チャンドラーに捧げられた記念すべき長篇デビュー作。

 

なんと、再々読。
なのに、やはり新鮮な気持ちで読めたし、かなりの長編なのに、飽きることもなかった、

そして、過去と殆ど同じ感想しか抱けなかったことが悲しい。

それでも、著者のエッセイを読み出しているの多少執筆に至るまでの経緯なども理解できたのは、新しい収穫か。

最初に読んでから、ちょうど20年。再読からも15年経っている。
次もやはり、同じようなことを思い出しながら読むのかなぁ。いや、そういう日はもう来ないか。

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2025.07.09

原りょう さん

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最近、原りょうさんの本を再読することが多い。
きっかけは、例によって「読書メーター」で過去記事を掘り起こしていただいたことだ。

再読ではあるが、内容はほぼ忘れているので新鮮な気持ちで読むことが出来る。

そして新たに、エッセイ集なども購入して読み始めた。

ほぼ同じ時代を体験してきた者として、懐かしく思い出す事も多い。

もっと書いて欲しかったなぁ。

 

画像はデビュー作【そして夜は甦る】

 

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2025.07.08

原リョウ【さらば長き眠り】

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ハヤカワ文庫 JA 654
原リョウ/著 
出版社名 早川書房
出版年月 2000年12月
ISBNコード 978-4-15-030654-0
(4-15-030654-0)
税込価格 1,012円

沢崎シリーズ第一期完結の渾身の大作。「世紀末犯罪事情」収録

 

これまた再々読。

 

前回とほぼ同じ感想になってしまうのだが、今回はより一層、魚住に感情移入出来た。

元パートナーの渡辺の影がちらつくが、400日間の不在がそういうことだったのかとは思わなかった。
そう言えば、紙ヒコーキが登場していなかったなぁ。

最後まで真犯人は判らなかった。
そして、タイトルの意味も!

 

チャンドラー譲りの洒落た言い回しに、ついニヤッとしてしまう。
もっと長生きして、寡作でもいいから書き続けて欲しかった

ハードボイルド嫌いの自分が、唯一読みたい作家なのだから。

 

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【さらば長き眠り】(06.07.02)

 

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2025.07.07

七夕

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今年の七夕は、令和7年7月7日。

30年前は、平成7年7月7日。

 

当市には、「天の川」があるし、「ひこぼしくん」もいる。
さらに隣の市には「おりひめちゃん」も。

当市の「牽牛石」と隣市の「機物神社」は天の川を挟んで向かい合っている。

さらにさらに、天の川には「かささぎ橋」や「逢合橋」も架かっている。

 

けっこう七夕に縁のある市なのだ。

 

画像は7年前の7月7日、丸の内にて。

 

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2025.07.06

佐々木譲【代官山コールドケース】

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文春文庫 さ43-7
佐々木譲/著 
出版社名 文藝春秋
出版年月 2015年12月
ISBNコード 978-4-16-790505-7
(4-16-790505-1)
税込価格 803円

神奈川県警より先に、しかも隠密に17年前の代官山で起きた女性殺しを解決せよ。警察小説の巨匠の『地層捜査』シリーズ第二弾。

 

再読だが、中身はまったく覚えていない。

そして、読了後の感想も、前回と同じようだった。

今回は科研の中島と同僚の吉住理恵に、好感が持てた。
水戸部と一緒に調査にあたる朝香千津子も、有能な警察官だ。
普段は冷静な姿勢だが、一旦クズな容疑者(特に性犯罪関係)に向かい合うと、(本書の表現を借りると)鬼になる。

まだまだ警察での女性の地位が尊重されていなかった頃(2012年)の彼女たちの活躍は、心から応援したい。

 

ドラマ化されていたようで、観てみたいな。

 

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【代官山コールドケース】(17.10.27)

 

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2025.07.05

プリンター騒動:その後

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いちいち添付ファイルをケータイに送るのも面倒なので、少し考えてみた。

有線にするのが一番手っ取り早いが、このプリンターに合ったケーブルをチャンとポチれるかどうか?>しょっちゅう間違えている人

そこで思いついたのが、Dropboxだった。

印刷するファイルをDropboxにに入れて、ケータイのDropboxから印刷する。
何故このことを、最初に思いつかなかったのだろう。

一応、これで解決ということでいいのかな?

いや、よくない。やっぱり無線接続には挑む必要がある。

 

画像は7年前の7月5日、オアゾかな?

 

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2025.07.04

【下町洋食バー高野 ビーフシチューとカレーは何が違うのか?】

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ビーフシチューとカレーは何が違うのか?
ハルキ文庫 ま16-2
麻宮ゆり子/著 
出版社名 角川春樹事務所
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-7584-4436-1
(4-7584-4436-6)
税込価格 858円
温もり溢れる料理と人々を描いた優しく沁みる物語。

 

タイトルからしてほのぼの系かと思ったのだが、違った。
かなり厳しい話である。

集団就職で上京した響子が、劣悪な環境の職場から逃げ出して「洋食バー高野」に拾われてからの話から始まる。

バーのおかみ とし子は、響子にアパートまで紹介し、響子はそこで安穏の家を得ることが出来た。
実は実家でも常に虐げられていて、帰る気にはなれなかったのだった。

その「洋食バー」での料理や、お客や近隣の人たちとのやりとりが描かれている。

舞台は浅草。

賑わっていた街も、少しずつ衰退していく時代だった。

同じ著者の、名古屋が舞台の【花電車の街で】とも似通った環境の人たちも登場して、下町情緒がたっぷり味わえる。

 

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麻宮ゆり子【花電車の街で】(25.06.28)

 

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2025.07.03

研修会

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Zoomでの研修会。

全国規模なので、人数もかなり多い。

発表者と司会以外はミュートになっているが、参加者は判る。

中に、おかしなアバターを晒しているひとがいた。
こういう原則顔を見せない会議では、元のまま参加している人が多い。
画像を入れている人でも、風景や建物・自身の静止画(写真)がほとんでで、今回のようなアバターを恥ずかしげも無く出している人は見たことがなかった。

なにか、勘違いしてんじゃない?

 

画像は11年前の7月3日、小鳥がいるのが見えますか?

 

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2025.07.02

町田その子【うつくしが丘の不幸の家】

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創元文芸文庫 LAま1-1
町田そのこ/著 
出版社名 東京創元社
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-488-80302-5
(4-488-80302-4)
税込価格 770円

それでもわたしたち、この家で暮らしてよかった。
人生の喜びも悲しみもすべて包み込む、本屋大賞受賞作家が贈る傑作家族小説。


 

第一章は、近所の人が「不幸の家」と呼ぶ一軒家を購入して移ってきた夫婦の話。
開店を二日後に控えて、忙しく働いている。

この二人の話はエピローグでも出てきて、希望を抱かせる。

続いて第二章からは、順次さかのぼって入居者の暮らしをつづる。

第二章は、「離散した」と彼のご近所さんから前述の二人が吹き込まれた家族。
色々あったが、それぞれが納得した形で前へと進んでいく。

第三章では、人生がうまく行かない高校時代の同級生二人の話。
先輩の家に住まわせてもらっている。

職場でのいじめに耐えられそうにない叶枝。
婚家から、子どもと一緒に追い出された紫。

二人に過去は、散々なものだった。

同居してからも、紫は離婚した夫に子どもを取られそうになったこともある。

しかしそれも解決して、先輩との約束で二人は家を出ることになる。

紫の子どもが通っていた保育園の保父と叶枝との新しい関係も進展中だ。

そして最終の第五部では、その先輩がこの家に住んでいた頃の話。

もしかしたら、第一章で夫が昔ひと夏だけここへ来たことがあるといった、その頃になるだろうか?

いずれも周りの人たちの思いがけない善意があって、その時どきに住んでいた人たちにとって、けっして「不幸の家」ではなかった。

 

海が見える「美しが丘」は幸せの街だった。

理容師美容師夫婦の店が開店する。

 

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2025.07.01

6月の読書メーター

6月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:5521
ナイス数:1323

こうして誰もいなくなった (角川文庫)こうして誰もいなくなった (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-1d6afe.html
前回は飛ばした短編を読んでいったのですが、どれもイマイチで、やはり表題作が一番面白かったのです。今回も犯人は判らずじまいでしたが……。
読了日:06月30日 著者:有栖川 有栖


花電車の街で (双葉文庫)花電車の街で (双葉文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-ded8d6.html
夢を叶えた主人公に拍手!
読了日:06月28日 著者:麻宮 ゆり子


ある行旅死亡人の物語ある行旅死亡人の物語感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-1a478e.html
ノンフィクションですが、まるでミステリーのようでした。
読了日:06月27日 著者:武田 惇志,伊藤 亜衣


ある幼なじみが結婚するまでの話【電子特典付き】 (コミックエッセイ)ある幼なじみが結婚するまでの話【電子特典付き】 (コミックエッセイ)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-322ea1.html
ホッとしたいときに読みたい本です。
読了日:06月24日 著者:加藤 マユミ


策謀  (警視庁追跡捜査係)策謀  (警視庁追跡捜査係)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-37f6a7.html
今回のアクセントは、大阪府警の三輪でしょうか。大阪の街の描写と、三輪の軽妙な大阪弁が楽しかったです。
読了日:06月23日 著者:堂場瞬一


将棋の渡辺くん(8) (ワイドKC)将棋の渡辺くん(8) (ワイドKC)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-27f091.html
今回はいつにも増して、「ぬい」たちがよく登場していました。なんか微笑ましいんだなぁ、渡辺さんと「ぬい」って。
読了日:06月23日 著者:伊奈 めぐみ


独断と偏見 (集英社新書)独断と偏見 (集英社新書)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-9212dc.html
インタビュー形式での1年間の総まとめで、今を活き活きと生きていらっしゃる様子がうかがえて、ある意味ほほえましく感じます。
読了日:06月20日 著者:二宮和也


交錯: 警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫 と 5-1 警視庁追跡捜査係)交錯: 警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫 と 5-1 警視庁追跡捜査係)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-13131b.html
沖田と西川。警視庁追跡捜査係シリーズ第一弾ということで、これからも、いいコンビになりそう??
読了日:06月19日 著者:堂場 瞬一


月収 (単行本)月収 (単行本)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-f15a46.html
それぞれ独立した話ですが、登場人物たちが微妙に関係し合っています。
しかしいずれも、【三千円の使い方】とは違って、あまり楽しい話ではありませんでした。
読了日:06月17日 著者:原田 ひ香


デジタルカメラマガジン2025年6月号デジタルカメラマガジン2025年6月号感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-bd7905.html
やっぱり、列車旅はいいなぁ!
読了日:06月13日 著者:


初心の業 ボーダーズ 4 (集英社文庫)初心の業 ボーダーズ 4 (集英社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-4dcf6b.html
著者のいたずら心か、今回も「記憶力のいい岩さん」や「行く先々でトラブルを呼び寄せる鳴沢了」の話が出てくるのもご愛敬です。
今回の甘味は和菓子でした。
次回は、また年末でしょうか。
読了日:06月12日 著者:堂場 瞬一


泊日文のおひとりさまノート (祥伝社文庫)泊日文のおひとりさまノート (祥伝社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-f60cf9.html
「1 冬から春」で始まった物語は、「2 春から夏」「3 夏から秋」「4 秋から冬」と季節を巡って、「5 再び、冬から春」で終わります。季節ごとに、日文はたった一人では生きられないことを学んでいきます。
最後は予想通りの結末でした。
読了日:06月10日 著者:長月天音


捜査圏外の条件:初期ミステリ傑作集(三) (新潮文庫 ま 1-73)捜査圏外の条件:初期ミステリ傑作集(三) (新潮文庫 ま 1-73)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-baf498.html
最初の出版時ではありませんが、次の出版時にはほぼ読んでいました。
幸い(?)忘れていることが多いので、楽しめました。いえ、覚えている作品でも、やはり清張はスゴいなと思います。
読了日:06月08日 著者:松本 清張


まどろみ消去 (講談社文庫 も 28-6)まどろみ消去 (講談社文庫 も 28-6)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-4c5a68.html
それぞれ趣向がこらされていて、著者の違う側面を見たような気がしました。最後が【キシマ先生の静かな生活】で、自伝的小説だということですが、キシマ先生との別れは悲しすぎます。
読了日:06月06日 著者:森 博嗣


森博嗣のミステリィ工作室 (講談社文庫)森博嗣のミステリィ工作室 (講談社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-108496.html
再読ではなく、前回のつづきです。
読了日:06月05日 著者:森博嗣


森博嗣のミステリィ工作室 (講談社文庫)森博嗣のミステリィ工作室 (講談社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-d2e522.html
第1部では「森ミステリィのルーツになった100冊の本」が紹介されており、これはファンにとっては垂涎ものでした。
ルーツと森作品、両方読み直すと楽しいと思います。
読了日:06月04日 著者:森博嗣


交番相談員 百目鬼巴交番相談員 百目鬼巴感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-08309a.html
百目鬼という交番相談員は、どこの交番にも現れる神出鬼没な存在でした。
読了日:06月02日 著者:長岡 弘樹


一次元の挿し木 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)一次元の挿し木 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/06/post-c38ab1.html
クローンを扱っていてかなり不気味でしたが、読後感は悪くなかったです。
それにしても、人には「してはいけないこと」があることを実感しました。
読了日:06月01日 著者:松下 龍之介

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