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2025.07.20

窪美澄【ふがいない僕は空を見た】

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新潮文庫 く-44-1
窪美澄/著 
出版社名 新潮社
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-10-139141-0
(4-10-139141-6)
税込価格 693円

それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。

 

高校生の斎藤卓巳は、助産院を開業している母親と暮らしている。
父親は、若い女を作って出ていった。

卓巳は同じ高校に通う松永に好意を持っているが、年上の女性に誘惑されて関係を持ってしまった。

友人福田は、祖母と二人暮らしだ。母親は家を出ていて、たまに帰ってくると家中のお金をくすねていく。

だが彼は、バイト先の先輩田岡から少しずつ勉強を教えて貰っている。
同じ団地に住むあくつもだ。

 

卓巳と不倫している女性は、姑から子どもはまだかと事あるごとに責められ、不妊治療を受けさせられている。
この姑と彼女の夫は、最低の人物だ。

 

と、色々問題を抱えながらの青春だが、卓巳は心ない中傷を受け、学校に行けなくなってしまう。

それぞれの視点から物語は進んで行くが、卓巳たちの担任野口や卓巳の母の助手みっちゃんが、いい彩りを添えている。

 

後半は卓巳や福田・あくつ、それに田岡たちが中心となった話だが、前半のかなりエグい表現は本当に必要だったのだろうか?

 

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