有栖川有栖【カナダ金貨の謎】
講談社文庫 あ58-23
有栖川有栖/〔著〕
出版社名 講談社
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-06-523823-3
(4-06-523823-4)
税込価格 902円
倒叙形式の表題作「カナダ金貨の謎」ほか、火村とアリスの出会いを描いた「あるトリックの蹉跌」、など趣向を凝らした五編を収録。
「国名シリーズ」の第10弾。
【エアネコ】が、微笑ましかった。
火村の像が、今に至ってもどうもはっきりしない。
34歳と若いのだが、やけに老成している印象を受けるのだ。
映像化された俳優さんが若くて、違和感を抱いたほどだ。
浅見光彦のように何人かの映像があると、その内の誰かを思い浮かべながら読めるのだが……。
こうした短編集は、楽しい。
何かのアンソロジーで読んでいたとしても、サラッと流せるのがいい。
表題作【カナダ金貨の謎】は、倒叙法を使っている。
犯人とアリスが、代わる代わる語り手を務めているのだ。
最後は火村の罠にかかった犯人が、言い逃れ出来ない状態に陥る。
犯人に感情移入するところかもしれないが、彼も被害者も「ワル」過ぎた。同情の余地なしというところ。
ところで、犯人の恋人で第一発見者が火村にコンタクトを取ってきたのは【スイス時計の謎】の登場人物らしいのだが、誰だったろう?
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