黒井千次【春の道標】
P+D BOOKS
黒井千次/著
出版社名 小学館
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-09-352314-1
(4-09-352314-2)
税込価格 770円
戦後間もない時代を描いた自伝的青春文学。
黒井千次氏の「老い」に関する4部作(?)を読んで、他の本も読んでみたくなった。
Amazonで見つけたのが、本書である。
何と、ぶっちぎりの青春小説であった。
著者のイメージとして描いていたものとの落差に、しばし戸惑う。
考えるまでもなく当たり前のことだが、祖父母の若かりし頃のアルバムを見たような気分だ。
そう、誰にでも青春はあったのだから。
戦後間もない頃とて、新制高校で男女共学になる年。
戦後の色々な労働争議関係の事件が起きた頃。三鷹事件もその一つで、主人公の同級生が「冤罪」だといってビラ配りなどをしている。
また、随分と早熟だったのだなとも思う。
相手の女性は、通学途中で出会った中学生。共学になるのを機会に、同じ高校へ進学するよう勧めている。
この中学生が、また非常に積極的で、(自伝的小説だと言うし)実際にこんな子がいたのだろう。
しかしこの交際は、棗というその少女から別れを切り出されて、あっさりと終わってしまう。
続きがあるようなので、読んでみよう。
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