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2025.08.31

読書日記:8月31日

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前回(8月21日)の つづき

■8月30日(土)

中山七里【鑑定人 氏家京太郎】読了 → レビュー()

■8月29日(金)

紀田 順一郎【古本屋探偵登場 〈古本屋探偵の事件簿】読了 → レビュー(25.08.30)

中山七里【鑑定人 氏家京太郎】購入

佐々木譲【警官の掟】購入

堂場瞬一【コーチ】購入

紀田 順一郎【古本屋探偵登場 〈古本屋探偵の事件簿】購入

■8月28日(木)

紀田 順一郎【夜の蔵書家: 古本屋探偵の事件簿】購入

■8月27日(水)

中山七里【ヒポクラテスの憂鬱】再読  

■8月26日(火)

伊坂幸太郎【マイクロスパイ・アンサンブル】読了  → レビュー()

■8月25日(月)

伊坂幸太郎【マイクロスパイ・アンサンブル】購入

■8月24日(日)

中山七里【いまこそガーシュウィン】読了 → レビュー(25.08.26)

中山七里【いまこそガーシュウィン】購入

■8月23日(土)

瀬尾まいこ【掬えば手には】読了 → レビュー()

瀬尾まいこ【掬えば手には】購入

伊坂幸太郎【仙台暮らし】読了(再読) → レビュー(12.09.28・22.12.27)

■8月22日(金)

米澤穂信【栞と噓の季節】再読 → レビュー(25.08.24)

■8月21日(木)

志水辰夫【負け犬】読了 → レビュー(25.08.22)

 

 

■以下、要レビュー■ → レビューしたものは消していく

アガサ・クリスティー, 宇佐川 晶子【愛の探偵たち】

朝倉宏景【空洞に響け歌】

麻宮ゆり子【仏像ぐるりのひとびと】

有栖川有栖・安井 俊夫【密室入門】

有栖川有栖【鍵の掛かった男】

有栖川有栖【赤い月、廃液の上に】

伊坂幸太郎【ペッパーズ・ゴースト】

五木寛之他力 【五木寛之ノベリスク】

稲空穂【特別じゃない日】

上田健次【銀座「四宝堂」文房具店5】

 

こいしゆうか【くらべて、けみして校閲部の九重さん 2】

児島 青【本なら 売るほど 2】

 

齋藤孝【「遅読」のすすめ】

佐々木譲【密売人 北海道警察】

佐々木譲【巡査の休日】

佐々木譲【降るがいい】

沢木耕太郎【テロルの決算】

沢木耕太郎【破れざる者たち】

篠田真由美【センティメンタル・ブルー】

篠田真由美【誰がカインを殺したか】

瀬尾まいこ【掬えば手には】

 

瀧羽 麻子【女神のサラダ】

知野みさき【鈴の神さま】

堂場瞬一【全悪 警視庁追跡捜査係】

堂場瞬一【零れた明日】

堂場瞬一【英雄の悲鳴 ラストライン7】

堂場瞬一【初心の業 ボーダーズ4】

 

長月天音【泊日文のおひとりさま日記】

中山七里【ヒポクラテスの試練】

仁木悦子【聖い夜の中で】

西村京太郎【十津川警部 あの日、東海道で】

西村京太郎【つばさ111号の殺人】

西村京太郎【殺人へのミニ・トリップ】

 

原りょう【ハードボイルド】

原りょう【ミステリオーソ】

ほしおさなえ【言葉の国のお菓子番】

 

森博嗣【地球儀のスライス】

森博嗣【なにものにもこだわらない】

森永 卓郎【身辺整理】

 

米澤穂信【栞と嘘の季節】

米澤穂信【儚い羊たちの祝宴】

 

堀 正岳, 中牟田 洋子, 高谷 宏記【モレスキン 人生を入れる64の使い方】

 

画像は12年前の8月30日、場所はどこだろう?

 

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2025.08.30

紀田順一郎【古本屋探偵登場】

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創元推理文庫 Mき2-5 古本屋探偵の事件簿
紀田順一郎/著 
出版社名 東京創元社
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-488-40606-6
(4-488-40606-8)
税込価格 990円

(『古本屋探偵の事件簿』分冊版)

 

主人公須藤は、神田神保町で古書店を営業するかたわら、「本の探偵」を看板にしている。

表題作【古本屋探偵登場】では、いきなり古書の販売会の様子が語られる。

冒頭の場面は、デパートの開店前の様子から、開店直後の猛ダッシュ、婦人下着売り場を駆け抜けて会場へと急ぐ古書店主たちを描く。
その古書店主達は、半世紀前刊行の稀覯本『ワットオの薄暮』を巡って情報を集めている。

実在の古本屋をモデルにした人物も登場し、なかなか楽しい。

 

二篇目の【青鬼】は、幼少期に読んだ童話を探す女性が描かれる。
須藤は堅物かと思いきや、意外とそうでなかった。幾つくらいだろう?書いてあったかな?

長く古書街を彷徨っていた老人の、すさまじい集本とその家の様子にも驚くが、背後にはさらに不気味な事件があった。

あまり読みやすい本ではなかった。

 

巻末にある著者と瀬戸川猛資氏との解説対談があって、それが随分助けになった。

 

古本屋と言えば、「天牛書店」というのがあったっけ。
あまり覗いたことはないが、名物だったと言われていたような記憶がある。天神橋だったか?天満橋近辺だったか?

 

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2025.08.29

大谷さーん

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大谷翔平が2年ぶりの白星 2度目の右ひじ手術から復活、5回1失点

ドジャースの大谷選手が、今期から二刀流に戻っている。

一度は負けたが、日本時間28日の試合では勝利投手になった。
「完全復活」であることを祈りたい。

 

画像は14年前の今日、日図協からの帰途。

 

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2025.08.28

中山七里【このミステリーがすごい! 中山七里「とどけチャイコフスキー」】vol.1~vol.4

Vol1

2010年開催のショパン・コンクールで5位入賞したヴァレリーは、2015年からモスクワ音楽院で教鞭を執っていた。ロシアはウクライナとの国際情勢の影響で海外アーティストの公演を取り止めるなどの文化的鎖国ともいえる制裁をとっており、他国の音楽に触れることがピアニストの成長に繋がると考えるヴァレリーにとってはもどかしかった。

 

最近読み終わった【いまこそガーシュウィン】の次はモスクワだと判っていた。
まだ出版されていないが切れ切れに配信はされているようなので、出版を待ってられずに購入する。

あの「ショパンコンクール」で二位になったロシアのピアニストを主人公にした物語だ。
彼の家庭は、代々音楽家を輩出してきた家系だが、父親は才能が無くて軍需産業社に勤めている。

ロシアもアメリカと同じく(いやそれ以上に)きな臭さが満ちあふれている。

そんな中、ヴァレリーが教師をしている音楽院の学長が殺される。
司法は否応なく、学園の中にも踏み込んできて、学生達に疑惑の目を向ける。

そういう場所に、岬は到着したのだ。

現在4巻まで出ていて、5巻配信は9月だとか。

この4巻の最後で、岬の出自が明かされる。

本が出版されたら、もう一度読んでみよう。

 

関連記事

【いまこそガーシュウィン】(25.08.26)

 

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2025.08.27

ドラマ「DOCTOR PRIME」第六話

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父を陥れた黒幕を突き止めた鳴木は、一躍張り切って院長選挙の現場に乗り込む。

だが信頼していた友人の裏切りにあって、あえなく玉砕。
彼(裏切り者)は、金に転んだか?はたまた最初からそのつもりだったのか?

鳴木の落ち込みようがかわいそうすぎた。

 

画像は3年前の今日、病院から対岸を望む。

 

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2025.08.26

中山七里【いまこそガーシュウィン】

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宝島社文庫 Cな-6-15 このミス大賞
中山七里/著 
出版社名 宝島社
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-299-07046-3
(4-299-07046-1)
税込価格 803円

暗殺者の標的はコンサート会場に!
流れるのは憎しみの血か感動の涙か。

 

今回の舞台は、ニューヨーク。
司法修習生時代の友人天生を助けるため、予定されていたコンサートをすべてキャンセルして帰国し、莫大な違約料を負ってしまった岬。

2010年のショパンコンクールで6位になったエドワードからの誘いを受けて、「2台ピアノのラプソディ・イン・ブルースカイ」を演奏することに。

折しもアメリカでは共和党のあくの強い大統領が誕生していた。
この辺りは、現実とリンクしている。

そしてニューヨークは、人種差別者とそれに抗している人たちの間で、血なまぐさい事件が頻発していた。

【いつまでもショパン】でもそうだったが、メインの物語と並行して、大統領暗殺を企む側からの話も進行していく。

その〈暗殺者〉と呼ばれる人物は、上記コンサートの一員の位置を獲得。
当日観覧する大統領を狙うことになる。

〈暗殺者〉の過ごしてきた半生が、辛く悲しい。
〈暗殺者〉は岬らと練習するうち、それがずっと続く暮らしであったらと切望する。だがそれは叶わない夢だった。

最後の場面は、これも【ショパン】の時と同じような展開をみせて終結した。

「自国ファースト」のもたらす悲劇でもあるが、日本もそれに近づきつつあるような懸念を抱いている。

 

 

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2025.08.25

女子枠

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「女子枠」という言葉を、時々聞く。

勿論、職場などでの管理職枠の拡大といったことなら、大歓迎だ。

しかし、例えば大学入試の場合は、どうだろう。
女子の合格点を上げて入りにくくするというのは論外だが、逆に「女子枠」を設けて入りやすくするというのも、おかしな話だ。

スポーツ界は、やはり男女の体力差があるか「女子ゴルフ」や「女子テニス」があってもいいかと思う。

体力差を問わない棋界などでは、どうだろう?

将棋には「女流」という枠があって、これは棋士と見なされてはいない。
それでも、勝負によって棋士になることは出来る。

一定の女流タイトルを取ったものを棋士に格上げすることが決まった。
これはどうなのだろうか?

平等と見なすなら、奨励会なども含めて同じ道を辿るのではダメなのだろうか?

勿論理事就任などは、同等に扱っているようだが。

男性と女性では「右脳」「左脳」に違いがあるから、将棋でもその差があると聞いたことがある。
それならば、スポーツ界と同じように、別々の世界にするのはどうなのだろう?

囲碁の世界は、どうなっているのかな?

 

今日は「チキンラーメンの日」だとか。画像は「長崎電気軌道」の車体広告車。

 

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2025.08.24

方丈貴恵【アミュレット・ホテル】

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光文社文庫 ほ8-1
方丈貴恵/著 
出版社名 光文社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-334-10667-6
(4-334-10667-6)
税込価格 880円

〈アミュレット・ホテル〉は犯罪者の楽園。2つのルールさえ守れば、警察の介入が一切なく、銃でも偽造パスポートでもルームサービス可能な犯罪者御用達ホテルだ。

 

4篇からなる短編集だが、冒頭の表題作【アミュレットホテル】を読んだだけで離脱しようと思った。しかし、気を取り直して読了。

本書の構成は4つの短編からなっている。

「Emisode 1」が「アミュレット・ホテル」で、順次
「Emisode 0 クライム・オブ・ザ・イヤー」
「Emisode 2 一見さんお断り」
「Emisode 3 タイタンの殺人」

冒頭で「ホテル探偵」の実績を示して、次の「Emisode 0」で、何故主人公桐生がホテル探偵になったかを明かす。
つづく二篇は、それぞれの事件を扱っている。

最初にイヤだなと思ったのは、やはり犯罪がメインの物語だからだ。
しかし物は考えようで、こういうところに着眼したのも一つのやり方ではある。

それでも、積極的に読みたい分野ではなかった。

 

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2025.08.23

ドラマ「DOCTOR PRIME」

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日曜日の夜放映の「DOCTOR PRIME」も第六話を終え、黒幕の姿が見えてきた。

ある医療事故の責任を取らされた形で父が自死。
その真相を暴くべく、小児科医の鳴木は退職して転職エージェントを立ち上げる。

スタッフの夜長は、いわば「金の亡者」。
毎回変装して関係ありそうなところに潜り込み、鳴木に「特別報酬」を要求する。
今朝の朝日新聞beの週間番組表に、演じている蒔田彩球さんが取り上げられていた。

あと鳴木が現職時代、結構子どもに人気の医者だったことにちょっとだけ触れられており、惜しい人材だったのだなと思わせている。
勿論、辞めなかったらドラマが成立しないわけだが……。

週に3本観ている連続ドラマが終盤を迎え、終わっていくのはちょっぴり寂しい。

 

画像は13年前の今日、岡山県奈義町。

 

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2025.08.22

志水辰夫【負け犬】

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講談社文庫
志水辰夫/〔著〕 
出版社名 講談社
出版年月 2005年4月
ISBNコード 978-4-06-275047-9
(4-06-275047-3)
税込価格 681円

生き急ぎ、駆け抜けてきた。捨てたはずの過去、胸に迫る短編集。

 

テーマを決めて雑誌に書かれた短編を集めたもの。
タイトル通り「負け犬」を扱っている。読んでいるうちに、鬱々としてくる。

しかしその中でも、若干の希望(?)らしきものはあるわけで。
具体的な行為を省略させた【ボチャン】が面白かった。「ボチャン」とは、「もの(人を含む)」が水に落ちる音である。
これだけが、読んだ後で少し気持ちを楽にさせてくれた。

あとは暗くなる印象ばかりだった。
著者の心情がもっとも強く投映されているとのことだが……。

 

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2025.08.21

読書日記:8月21日

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前回(8月11日)の つづき
せっかく追記していたのに、どうやら保存していなかったようだ。ほぼ消えている。

■8月20日(水)

近藤史恵【たまごの旅人】購入

近藤史恵【たまごの旅人】読了 → レビュー()

■8月19日(火)

西村京太郎【陸中海岸 殺意の旅 十津川警部】ダウンロード

西村京太郎【陸中海岸 殺意の旅 十津川警部】読了 → レビュー()

■8月18日(月)

方丈貴恵【アミュレット・ホテル】読了 → レビュー()

■8月17日(日)

有栖川有栖【マレー鉄道の謎】読了 → レビュー(25.08.20)

■8月16日(土)

有栖川有栖【マレー鉄道の謎】購入

■8月15日(金)

有栖川有栖【鍵の懸かった男】読了 → レビュー(25.08.16)

方丈貴恵【アミュレット・ホテル】購入 

■8月14日(木)

有栖川有栖【鍵の掛かった男】購入

■8月13日(水)

志水辰夫【負け犬】読了 → レビュー(25.08.18)

■8月12日(火)

森博嗣【トーマの心臓】読了 → レビュー(25.08.12)

■8月11日(月)

中山七里【合唱  岬洋介の帰還】何度目かの再読

志水辰夫【負け犬】ダウンロード

 

 

 

■以下、要レビュー■ → レビューしたものは消していく

朝倉宏景【空洞に響け歌】

麻宮ゆり子【仏像ぐるりのひとびと】

有栖川有栖・安井 俊夫【密室入門】

有栖川有栖【鍵の掛かった男】

有栖川有栖【赤い月、廃液の上に】

伊坂幸太郎【ペッパーズ・ゴースト】

五木寛之他力 【五木寛之ノベリスク】

 

稲空穂【特別じゃない日】

こいしゆうか【くらべて、けみして校閲部の九重さん 2】

 

齋藤孝【「遅読」のすすめ】

佐々木譲【密売人 北海道警察】

 

瀧羽 麻子【女神のサラダ】

知野みさき【鈴の神さま】

堂場瞬一【全悪 警視庁追跡捜査係】

 

長月天音【泊日文のおひとりさま日記】

西村京太郎【十津川警部 あの日、東海道で】

西村京太郎【つばさ111号の殺人】

西村京太郎【殺人へのミニ・トリップ】

 

原りょう【ハードボイルド】

原りょう【ミステリオーソ】

ほしおさなえ【言葉の国のお菓子番】

 

森博嗣【地球儀のスライス】

 

米澤穂信【栞と嘘の季節】

米澤穂信【儚い羊たちの祝宴】

アガサ・クリスティー, 宇佐川 晶子【愛の探偵たち】

上田健次【銀座「四宝堂」文房具店5】

堀 正岳, 中牟田 洋子, 高谷 宏記【モレスキン 人生を入れる64の使い方】

児島 青【本なら 売るほど 2】

佐々木譲【巡査の休日】

森永 卓郎【身辺整理】

仁木悦子【聖い夜の中で】

佐々木譲【降るがいい】

沢木耕太郎【テロルの決算】

沢木耕太郎【破れざる者たち】

篠田真由美【センティメンタル・ブルー】

 

堂場瞬一【零れた明日】

堂場瞬一【英雄の悲鳴 ラストライン7】

堂場瞬一【初心の業 ボーダーズ4】

森博嗣【なにものにもこだわらない】

森博嗣【諦めの価値】

篠田真由美【誰がカインを殺したか】

内山純【みちびきの変奏曲】

鳴神 響一他【警官の標】

中山七里【ヒポクラテスの試練】

原田ひ香【財布は踊る】

 

画像は10年前の今日、湯田温泉にて。

 

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2025.08.20

有栖川有栖【マレー鉄道の謎】

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講談社文庫
有栖川有栖/〔著〕 
出版社名 講談社
出版年月 2005年5月
ISBNコード 978-4-06-275077-6
(4-06-275077-5)
税込価格 990円

旧友・大龍の招きでマレーシアの楽園、キャメロン・ハイランドを訪れた火村と有栖川。第56回日本推理作家協会賞に輝く、〈国名シリーズ〉第6弾。

 

本書も長かった。
16日にアップした【鍵の懸かった男】がこれまでで最長だったそうだが、2003年(本書執筆当時)ではこの本が最長とのこと。
それゆえか、舞台が外国だったせいか、話の展開に少々だらけた印象を持った。

登場人物たちも多く、その関係性もやや複雑だ。
マレーシアには、意外と日本人が多く住んでいるようだ。そして現地で成功している人も多い。

事件の根幹にはマレー鉄道の事故があり、プロローグでは当時を再現している。
その際の電話の中身が重要なのだが、その時点では明らかになっていない。

有栖と火村を招いてくれた大龍の大らかさに、ホッとする。
対して犯人の狡猾さにウンザリする。

途中ツアーで訪れたホタル見学がよかった。
そして「鳴かぬ蛍が身を焦がす」という言い回しは、冒頭の(書かれていない)エピソードを想起させる。
いいタイミングで使われると、グッとくる言い回しかもしれない。

 

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2025.08.19

Amazonアフィリエイトが可能になった?

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Amazonのアフィリエイトを申し込んでいたのだが、昨日その手順を示すメールが送られて来た。

そして、Amazonのページトップに「アソシエイトツールバー」が表示されたのだ。

該当する本を表示すると、そこへのリンク先アドレスが表示され、それをnoteで「埋め込み」したら本の紹介ができた。
「リンク先をコピペするだけ」というのが、楽でいい。

なんかまだよく解っていない段階だが、使っていこうと思う。

「アフィリエイト」ではなく、「アソシエイト」というのが正解なのかな??

 

画像は10年前の8月20日、ふくやま文学館。

 

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2025.08.18

児島青【本なら売るほど 2】

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HARTA COMIX
児島青/著 
出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-04-738374-6
(4-04-738374-0)
税込価格 836円

本を愛し、本に人生を変えられたすべての人へ。
古本屋「十月堂」を舞台に、さまざまな愛書家たちの人生の機微を描く短編連作シリーズ。

今回も楽しかった。

第9話では「読まなきゃ死ねないってぐらい、面白い本」を求めてきた客は、ほぼ丸坊主にした女性。
若いのに大腸がんになって、次の日が手術。しかも一時的にだがストーマを装着する必要がある。

その担当医師も十月堂の客で、二人は術後店で顔を合わせる。
手術を前向きに捉える女性に、エールを送りたい。

会社帰りにいつもと違う道を取って、十月堂を見つけたサラリーマン。
大手の古本屋で出会い、勢いで一緒に食事にまで行く。

といった何げない話の連作集だが、本屋(特に古本屋)の抱える悩みがよく描かれている。

最近(といっても10年以上も)ネットの本屋ばかり利用しているが、本来は本屋が好きだ。
古本屋も、若い頃は古書街を歩き回ったものである。

オンライン書店の利用者が、店舗を少なくしているのかもしれないと、少々申し訳なく思うのだが……。
リアル店舗に行けなくなって久しいが、本屋さんを応援している気持ちは変わらない。

 

関連記事

【本なら売るほど 1】(25.02.02)

 

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2025.08.17

ドラマ「能面検事 第6話」

Doujima

第4話・第5話では東京地検から岬次席検事が来ていたが、今回と次回は通り魔無差別殺人事件を扱う。

ロケの都合からか、舞台は岸和田から大阪市内に移っている。

冒頭は、内海菜月が家を出るところから始まる。
途中、恋人らしき相手と電話をしている。実はこれが伏線になっているのだが、うまい仕掛けだ。但し原作にはない。

そして駅前あたりで相手かまわずナイフを振り回している笹清に出会って犠牲になってしまう。

今回は公安上がりの府警本部長が、圧力をかけてくる。
榊次席検事の彼のあしらい方が、やや痛快だ。

次回、笹清奪還の場面はどう表現するのか。普通に言えば、映像化しにくい(誰が犯人か判るから)場面だが……。

 

画像は「堂島アバンザ」

 

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2025.08.16

有栖川有栖【鍵の掛かった男】

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幻冬舎文庫 あ-23-2
有栖川有栖/〔著〕 
出版社名 幻冬舎
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-344-42651-1
(4-344-42651-7)
税込価格 1,012円

中之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。だが同ホテルが定宿の作家・影浦浪子は疑問を持った。

 

とある新人賞受賞パーティーで、有栖は先輩作家から奇妙な依頼を受ける。
ホテルで自殺されたとされた男が、実は殺されたのではないか(火村に)調べて欲しいというものだ。

受験シーズン前で多忙な火村に替わって、有栖は自分なりに調べていく。

舞台は「中之島」にある小さなホテル。
知っている場所が多く、登場人物たちが歩いているところも容易に想像できる。

島を船とみなしているのも、面白い。

ホテルは常連客が多く、10名ほどが登場する。
その中の誰かが殺人犯なのか?

火村の登場はかなり後半になってからで、有栖の調査はいいところまでいっていた。
しかし被害者の謎について、火村も有栖も気づくのが遅すぎだ。多分そうであろうと思われる描写はあったのに。

判明した犯人についても、前半部でひょっとしたらと思われる動機があった。(引っかかる部分があったということ)

有栖の調査部分で引っ張りすぎの感があり、もう少し短い方が読みやすかったのではないかと思う。

 

おいしい食事が出るレストラン付きのこのホテル。
泊まってみたいなぁ。

 

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2025.08.15

お盆

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娘一家がやってきた。

毎月片づけの手伝いに来てくれているのだが、今回は娘二人も一緒だ。
三人揃っての来宅は、それこそ盆と正月くらいだ。
他には、どこかで外食するときとか。

まぁ、「女三人寄ればなんとか」で、最近はそれも疲れる。
「来てよし、帰ってよし」は、文字通りその通りだ。

帰って行った後は、グッタリとして寝てしまった。

 

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2025.08.14

高橋由太【くるり駅でさよならを】

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ハーパーBOOKS+ た1-1
高橋由太/著 
出版社名 ハーパーコリンズ・ジャパン
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-302-10005-7
(4-302-10005-2)
税込価格 820円

読後、涙が止まらない。
路線図には載っていないその駅で、
二度と会えないはずの人が待っている――

 

サブタイトルが「白黒ねこと夕暮れの町」とある。表紙絵のかわいさもあって読んでみたが、「残念ながら……」という結果だった。

第一話の【あの日のウエディングベル】
父母が相次いで亡くなった沙都美は、やる気のない毎日を送っている。
職場も同じことの単調な繰り返しだし、歯車の一つとして楽しくない毎日を送っている。

そんな沙都美が、ひょんなことで高校時代の同窓会に出席することを決めた。当時好きだった人に会えるかもしれないという期待を持って。

だが彼は出席していなかった。
やはり会に楽しめない彼女は抜けてきたが、会場近くで思いがけずその当事者と出会う。
彼は「ずっと好きだった」と、思いがけないことを言ってきた。
しかしその彼は、既に病を得ており、入院後まもなく死亡する。沙都美は、見舞いにすら行けなかった。

なまじ嬉しいことがあっただけに、そのあとのむなしさははんぱない。

そんな時、休日にふと思い立ってこれまで乗ったことのなり路線の電車に乗ってみる。
その電車には、いつの間にかしろ黒猫が紛れ込んでいて……。という展開だ。

そのあと猫に導かれて不思議な世界(死んだはずの彼と一緒に暮らしている)を体験するのだが……。

これは「寂しい話だなぁ」で終わったのだが、続く二話から五話までが、すべてこの調子だった。

猫は可愛いし、一話だけなら「感動もの」で終わることが出来たが、次々と同じような話で、申し訳ないが入り込めなくなってしまった。

 

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2025.08.13

Amazon アフィリエイト

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noteから、Amazonのアフィリエイトに登録してみた。

別に報酬とかを充てにしたわけではないが、おすすめの本(というか読んだ本)のリンク先から「読んでみよう」と思ってくださった方がいいなという程度の気持ちだ。

まだリンクを貼った投稿はしていない。

 

画像は12年前の今日、場所は不明。

 

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2025.08.12

森博嗣【トーマの心臓】

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講談社ノベルス モF-46
森博嗣/著 萩尾望都/原作 
出版社名 講談社
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-06-182747-9
(4-06-182747-2)
税込価格 1,056円

萩尾望都の不朽の名作に、森博嗣が、今、新しい息吹を吹き込む

 

著者が敬愛していらっしゃる萩尾望都原作のノベライズ。

舞台は、ギムナジウムと呼ばれるドイツの中等学校。
その寮生オスカーの視点で、物語が紡がれる。

表題のトーマと呼ばれた少年が、死んだ(ちなみにここでは、生徒達はある教授が名付けたあだ名で呼ばれる)。

その後、トーマとそっくりな転校生が現れ、彼は生徒達の間にさざ波を立てる。

オスカーは同室のユーリの心理を案じ、色々手立てを考えるものの、うまくいかない。

オスカー自身も、父が母を射殺したという過去を持つ。彼は日本人だ。
ここの寮に入っているものの実家はみな名門で、その中でオスカーは自分はそうでないことを自覚している。

その後さほど大きな事件はなく、物語は淡々と紡がれていく。

 

本書はいわゆるBLものとされているようだが、それよりはドイツのこうした教育制度に興味が沸いた。
そして本書の後、ヘッセの【車輪の下】を何十年ぶりに再読したくなった。

 

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2025.08.11

読書日記:8月11日

20110810-135052insta

 

前回(7月31日)の つづき

■7月31日金

永田和宏【あの胸が岬のように遠かった―河野裕子との青春―】購入・読了

中山七里【いつまでもショパン】ダウンロード

 

■8月1日(金)

中山七里【いつまでもショパン】読了

中山七里【お別れはモーツァルト】読了

森博嗣【自分探しと楽しさについて】購入

■8月2日(土)

中山七里【ヒポクラテスの誓い】再読

 

■購入予定本

有栖川有栖【マレー鉄道の謎】

方丈貴恵【アミュレット・ホテル】

有栖川有栖【鍵の掛かった男】

 

■以下、要レビュー■ → レビューしたものは消していく

朝倉宏景【空洞に響け歌】

麻宮ゆり子【仏像ぐるりのひとびと】

有栖川有栖【新装版 マジックミラー】()

有栖川有栖・安井 俊夫【密室入門】

有栖川有栖【赤い月、廃液の上に】

伊坂幸太郎【ペッパーズ・ゴースト】

稲空穂【特別じゃない日】

内田康夫【夏泊殺人事件】

 

こいしゆうか【くらべて、けみして校閲部の九重さん 2】

 

齋藤孝【「遅読」のすすめ】

佐々木譲【密売人 北海道警察】

 

瀧羽 麻子【女神のサラダ】

知野みさき【鈴の神さま】

堂場瞬一【全悪 警視庁追跡捜査係】

 

長月天音【泊日文のおひとりさま日記】

西村京太郎【十津川警部 あの日、東海道で】

西村京太郎【つばさ111号の殺人】

西村京太郎【殺人へのミニ・トリップ】

 

原りょう【ハードボイルド】

原りょう【ミステリオーソ】

ほしおさなえ【言葉の国のお菓子番】

 

松本清張【捜査圏外の条件】

森博嗣【まどろみ消去】

森博嗣【森博嗣のミステリィ工作室】

森博嗣【地球儀のスライス】

 

米澤穂信【栞と嘘の季節】

米澤穂信【儚い羊たちの祝宴】

24年12月23日まで  これ以上はさかのぼらないことにする

アガサ・クリスティー, 宇佐川 晶子【愛の探偵たち】

上田健次【銀座「四宝堂」文房具店5】

堀 正岳, 中牟田 洋子, 高谷 宏記【モレスキン 人生を入れる64の使い方】

児島 青【本なら 売るほど 2】

佐々木譲【巡査の休日】

西村京太郎【河津・天城連続殺人事件】

朱川 湊人【花まんま】

コマkoma【軍人婿さんと大根嫁さん 5巻】

森永 卓郎【身辺整理】

コマkoma【軍人婿さんと大根嫁さん 3巻】

仁木悦子【聖い夜の中で】

佐々木譲【降るがいい】

五木寛之他力 【五木寛之ノベリスク】

堂場瞬一【英雄の悲鳴 ラストライン7】

堂場瞬一【初心の業 ボーダーズ4】

藤岡陽子【金の角持つ子どもたち】()

篠田真由美【センティメンタル・ブルー】

森博嗣【なにものにもこだわらない】

森博嗣【諦めの価値】

篠田真由美【誰がカインを殺したか】

内山純【みちびきの変奏曲】

森博嗣【勉強の価値】

石井 颯良【23時の豆皿ごはん】

鳴神 響一他【警官の標】

森博嗣【作家の収支】

コマkoma【軍人婿さんと大根嫁さん 2巻】

コマkoma【軍人婿さんと大根嫁さん 1巻】

内山純【レトロ喫茶おおどけい】

佐々木譲【遥かな夏に】

中山七里【ヒポクラテスの試練】

中山七里【ヒポクラテスの憂鬱】

有栖川有栖【砂男】

原田ひ香【財布は踊る】

沢木耕太郎【テロルの決算】

沢木耕太郎【破れざる者たち】

伽古屋 圭市【猫目荘のまかないご飯】

堂場瞬一【零れた明日】

 

画像は11年前の8月10日、岡山県にて。

 

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2025.08.10

志水辰夫【いまひとたびの】

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新潮文庫 し-35-2
志水辰夫/著 
出版社名 新潮社
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-10-134527-7
(4-10-134527-9)
税込価格 737円

いつかは必ず訪れる死。語り継がれる傑作集に書下ろし作品を加えて復刊。

 

著者の名前をどこで知ったのかもはや記憶の彼方だが、ふと興味を覚えて読んでみた。
知る人ぞ知る高名な方だったようだ。

本書は10篇からなる短編集。
いずれも短いものだが、共通項がある。

それは、いずれの作品も、「死」を扱っているということ。
身近な人が亡くなった、自分自身死を待つ身である、といった、やや暗い設定が多いのだが、不思議と絶望感はない。

それからもう一つ、書き手が一人称で、いずれも中年以降の男性だということ。
これも、かなり異色の短編集だと思う。

解説氏は、どの話にも花や昆虫が出てくるとおっしゃっていたが。
そう、読んでいて情景が浮かんでくるのだ。

お盆に姉が帰ってくる(と信じている)少年との交流を描いた冒頭作【赤いバス】が好きだ。

【七年のち】の、元職場の同僚達が集い、七回忌と忘れ形見の大学卒業を祝う集まりも、情緒がある。

【夏の終わりに】の舞台である、主人公が一旦戻っていう故郷の描き方に懐かしさを感じる。

【嘘】は、少々鬱陶しかった。嘘をついてまで、かばう必要があるのか?

しかし、これだけ並ぶと、やはりかなり気が滅入ってくるのも確かだった。

他の作品も、読んでみよう。

 

収録作は他に

トンネルの向こうで
忘れ水の記
海の沈黙
ゆうあかり
いまひとたびの
今日の別れ【新収録】

 

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2025.08.09

中山七里「岬洋介シリーズ」

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中山七里の「岬洋介シリーズ」にはまっている。

最初に読んだのは【さよならドビュッシー】だったか。同じ愛知の大学に勤めていた時代の【おやすみラフマニノフ】と続いたあとは、しばらく敬遠していた。

それが【いつまでもショパン】で再度魅了され、【合唱 岬洋介の帰還】で大ファンに。

【合唱  岬洋介の帰還】の引き金になった【もう一度ベートーヴェン】にも惹かれた。

洋介が司法修習生を辞めるときの、一緒に過ごした友人天生との会話。

「もし自分が被告の立場になったら、助けに来てくれ」という天生に、
「地球の裏側からでも駆けつけますよ」と応える洋介。

その通りになってしまったのだが、この本のスゴイのは、中山さんの著作に出てきた登場人物たちのオールスターキャストであったこと。
何と贅沢な作品だったことか。

その次の【お別れはモーツァルト】で、シリーズは一応完結するのか。
もっともっと、続いて欲しい。

スピンオフ的な【さよならドビュッシー 前奏曲】も、楽しかった。

 

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2025.08.08

井上光晴【明日】

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集英社文庫
井上光晴/著 
出版社名 集英社
出版年月 1986年7月
ISBNコード 978-4-08-749120-3
(4-08-749120-X)
税込価格 594円

人間の存在意義を問い、核の脅威と向き合う「今日」を鮮烈に描き出す。昭和文学の金字塔。

 

再読

ちょうど80年前の今日。

ごく普通の、市井の人々の暮らし。

ある家族は、この日結婚式を迎えた娘がいた。新婦の姉は、「明日」出産予定。
その運命の日を、誰も知らない。

こんな日々が突然こわされる怖さを、今、かすかに感じている。

 

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2025.08.07

ドラマ「ヒポクラテスの誓い 第二話・第三話」

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「第二話」はボートレース選手の事故死、「第三話」は真琴の友人の死を扱っている。

「第一話」が比較的原作に忠実だったのに対して、第二話・第三話では周辺事情に重きを置いたようだ。

真琴の上司津久場が光﨑の動向を知らせろと命じたように、光﨑も独自に津久場やそのさらに上司の動向を探っているようなのだ。
何だかきな臭い。

第二話の真相では、せっかくの夫の気持ち(遺族に保険金を残したい)が無になってしまった。
原作ではぼやかされていた部分なので、ちょっとやるせなくなる。

第三話の焦点であるはずの母親の「代理ミュンヒハウゼン症候群」については、あまり追求されていなかった。


画像は5年前の今日早朝、いつもの川側ではなく市側を臨む。

 

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2025.08.06

森博嗣【自由をつくる 自在に生きる】

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集英社新書 0520
森博嗣/著 
出版社名 集英社
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-08-720520-6
(4-08-720520-7)
税込価格 770円

真の意味で自由を知り、自由に生きる。その秘訣について、人気作家がわかりやすく論じる。

 

生きていく上では、さまざまな不自由がある。

子どもの頃は、思った通りに出来ない。いつも大人の干渉が入る。
そんな時、子どもは「大きくなったら……」と思うものだ。

しかし子どもは知らない。
大人になったら、より不自由になることを。

本書で、著者は「自由」とは自分の思い通りになること、と繰り返し仰っている。
とは言ってもそれなりに不自由に出会っておられているようだが、それでもかなりご自身の思い通りに生きてこられたように感じる。

それは、結果的にではあるが、著者が恵まれた環境に位置しておられたからだろう。

だからと言って(自由に生きられないからといって)、それを他人におっかぶせるのではなく、自分なりの努力が必要なのだろう。

本書は「自由になるための指南書」ではない。
著者のお考えから、自分で取り入れられることを見つけるのもまた、自由に生きることだろう。

文中、敢えて自分を追い込むかのような記述も見られて楽しかった。
「自分で作るルール違反」、自分自身でも時折やっているので、非常に頷けるものがあった。

これについての詳細は、また書くかもしれない。

 

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2025.08.05

ドラマ「ヒポクラテスの誓い」

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一度は敬遠していた中山七里だが、最近はやけにはまっている。

【ヒポクラテスの誓い】がドラマ化されていたのを知って、第一話を観てみた。

原作の第一話からではなく(第一話はかなり地味だし)、いきなり第二話だった。

大病院の内科研修医の真琴(北川景子)が、上司から法医学研究所で研修してくるよう命じられる。
赴いた研修所は、何とも陰気な場所だった。

ここの光﨑教授役は柴田恭兵で、原作の「頭真っ白の老人」イメージからは遠いが、それなりに貫禄のある役どころだった。
また県警捜査一課の古手川役は、歌舞伎界の方らしい。光﨑に心酔しているのが、よく解った。班長が出てこなくて、ちょっと残念。

解剖画面は、さすがに正視に耐えなかった。

 

画像は9年前の今日、滋賀のサントリー美術館?

 

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2025.08.04

中山七里【ヒポクラテスの誓い】

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中山七里/著 
出版社名 祥伝社
出版年月 2015年5月
ISBNコード 978-4-396-63467-4
(4-396-63467-6)
税込価格 1,760円

解剖医の矜持と新人研修医の情熱が隠された真実を導き出す、迫真の法医学ミステリー!

 

著者の【合唱 岬の帰還】に、本書の光﨑教授や古手川刑事が出てきたので再読してみた。

前回も、「一つ一つを、もっとキチンと再読したい。」などと書いている。

内科の研修医である真琴が、上司の命令で法医学研究所へ赴くところから始まる。

ここの担当医は、光﨑教授という「死人はウソをつかないから好きだ」という変わり者で、片っ端から死者を解剖しては大学の予算を食い潰している。
それを快く思わない連中が、真琴の上司を通してスパイ行為をさせようという魂胆だった。

 

全部で5つの短編集だ。

第1話は「死者と生者」で、酔い潰れて凍死したと思われる死体に、実は殺人が絡んでいた事件。

第2話は、幼い少女からの電話で始まる。
彼女の父がひき逃げを起こしたのを、解剖して真相を見届けて欲しいという依頼。
単なる交通事故として処理されたものだ。光﨑の解剖で見つけられた血栓が、被害者の死因の原因だった。
この時の遺族は勿論解剖など望まず、敢えて法医学研究所へ運んだ古手川も、相当光﨑に「毒され」ている。

第3話はボートレースの選手の、疾走中での事故。
これも、ボート一筋の選手の話だが、実は生活もかかっていたという現実が控えていた。

第4話は、真琴の友人で彼女自身往診を担当していた女性の急死。ここで「代理ミュンヒハウゼン症候群」という言葉を知って、承認欲求の怖さに慄然とした。

そして最後の第5話で、これまでの総決算。真琴の上司の企みが明かされる。

という、いずれも一気読み必至の話だった。

 

これがドラマ化されていたのを知った。
第1話を観たが。、北川景子主演で、何と光﨑教授役は柴田恭兵。ちょっとカッコ良すぎだ。
かなり原作に忠実な感があるので、
第2話以降も楽しみだ。

 

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2025.08.03

荒木一郎さん

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sugataさんのブログで、荒木一郎著【シャワールームの女】という本を紹介しておられた。
懐かしい名前だ。

本を書いていらしたとは、全然知らなかった。

当時はお母さまの荒木道子さんの方をよく存じ上げていて、「その息子さん」という受け止め方をしていた。

「空に星のあるように」もよく聴いたし、何より「バス通り裏」は丁度食事時間帯で、毎日観ていた。

マジック関連の本も出していらっしゃるようだ。

いずれも古い話で、Kindleでは見つからない。

 

画像は12年前の8月2日、足立美術館にて。

 

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2025.08.02

永田和宏【あの胸が岬のように遠かった】

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新潮文庫 な-89-2
永田和宏/著 
出版社名 新潮社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-10-126382-3
(4-10-126382-5)
税込価格 825円

陽にすかし葉脈くらきを見つめをり二人のひとを愛してしまへり
一途に人を愛した女性の愛と青春の記録。

 

京都産業大学教授であり歌人でもある著者の、同じ歌人の奥さまを追悼する物語。

いつぞや「朝日歌壇」で衝撃的な歌を一席に挙げられたとき、これは選者の思いではないかと勘ぐったのだが、それは多分正解だったろう。

70年安保が目前の京都大学。そこに通う著者と、京女の学生河野裕子。
二人の出会いから結婚までと、生涯を共に愛し愛されたお二人の暮らしが、河野の日記とお二人の歌で綴られていく。

ああ、青春とは、かくもはかなく美しいものなのだ。

 

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2025.08.01

7月の読書メーター

7月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:5167
ナイス数:1132

まずはこれ食べて (双葉文庫 は 33-03)まずはこれ食べて (双葉文庫 は 33-03)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-3a638a.html
実は再読だったと、最後の1章でやっと気づいた始末です。
学生時代からの乗りで起業した5人の物語。1章ずつ彼らが主役になっていくという連作短編集の形を取っています。
そんな時、家政婦に来て貰うことになって……。
それぞれ疲れて帰ってきた彼らに対する家政婦筧の第一声が「まずはこれ食べて」なのです。
読了日:07月30日 著者:原田 ひ香


愚か者の盟約 (講談社文庫)愚か者の盟約 (講談社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-85bfb5.html
プロローグ的な冒頭で、二人の父親達のつかの間の交流が描かれます。30年後、二人の邂逅でそのことに触れられるのかと期待していたのでしたが、それは一切ありませんでした。
読了日:07月28日 著者:佐々木譲


諦めの価値 (朝日新書)諦めの価値 (朝日新書)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-92efbb.html
かなり長い「まえがき」で、「人生を諦めたくない人」は対象外であることを示しつつ、「人生をどう諦めるか」で悩んでいる人には役に立つだろうという提案があります。
もう諦めるも何もない自分にとっては、面白い展開になりました。
読了日:07月26日 著者:森博嗣


神津恭介、密室に挑む 神津恭介傑作セレクション (光文社文庫)神津恭介、密室に挑む 神津恭介傑作セレクション (光文社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-d443b4.html
いずれも密室ものの6つの短編ですが、冬の青森の厳しさがうかがえる【白雪姫】が、一番面白かったかもしれません。
「雪が作る密室」は、予想外のトリックでした。
双子登場も、お約束どおりです。
読了日:07月24日 著者:高木 彬光


黄金の樹 (P+D BOOKS)黄金の樹 (P+D BOOKS)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-2bb35a.html
【春の道標】の続編です。大学生になった明史は、当時の政治情勢には振り回されることなく、青春を謳歌しています。
そんな中、3年ぶりに棗と再会します。
この棗のその間の過ごし方が、素晴らしかったです。ある意味日和見的に過ごしてきた明史の心にも届いたでしょう。
読了日:07月22日 著者:黒井 千次


ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-2b6c30.html
主人公斎藤卓巳の、助産院を営んでいる母親の生き方がよかったです。
前半は、ここまでしつこく描写する必要性を感じませんでした。
読了日:07月20日 著者:窪 美澄


春の道標 (P+D BOOKS)春の道標 (P+D BOOKS)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-c49b48.html
「老い」の4部作を読んで、著者の他の本も読んでみたくなったのです。
ぶっちぎりの青春小説でした。著者のイメージとして描いていたものとの落差に、しばし戸惑いました。
考えるまでもなく当たり前のことですが、祖父母の若かりし頃のアルバムを見たような気分です。
読了日:07月18日 著者:黒井 千次


代官山コールドケース (文春文庫 さ 43-7)代官山コールドケース (文春文庫 さ 43-7)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-d3be3d.html
実は再読ですが、中身はさっぱり思い出せませんでした。
今回は科研の中島と同僚の吉住理恵に、好感が持てました。
読了日:07月16日 著者:佐々木 譲


下町洋食バー高野 ビーフシチューとカレーは何が違うのか? (ハルキ文庫 ま 16-2)下町洋食バー高野 ビーフシチューとカレーは何が違うのか? (ハルキ文庫 ま 16-2)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-0d1ded.html
タイトルからしてほのぼの系かと思ったのですが、かなり厳しい話でした。
読了日:07月16日 著者:麻宮 ゆり子


カナダ金貨の謎 (講談社文庫 あ 58-23)カナダ金貨の謎 (講談社文庫 あ 58-23)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-663d94.html
実はノベルズ版で、一度読んでいるのでした。その頃よりは作家アリスシリーズも読んでいて、違和感なく読めました。
読了日:07月16日 著者:有栖川 有栖


老いの深み (中公新書 2805)老いの深み (中公新書 2805)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-b25d0c.html
いよいよ大台に乗られたが、元気に毎日散歩に出かけていらっしゃいます。
しかし本書の途中からは、杖がお供に付くようになりました。
読了日:07月14日 著者:黒井 千次


百万ポンド紙幣: マーク・トウェインショートセレクション (世界ショートセレクション 4)百万ポンド紙幣: マーク・トウェインショートセレクション (世界ショートセレクション 4)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-6483fd.html
7篇の短編集だが、一番最後の表題作【百万ポンド紙幣】が楽しかったです。
舞台はアメリカではなく、ロンドンでしたが。イギリス流「「わらしべ長者」かな? ちょっと違うか。
読了日:07月12日 著者:マーク トウェイン


そして夜は甦る (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-1)そして夜は甦る (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-1)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-88da0d.html
なんと、再々読。
そして、前回・前々回と同じ感想しか抱けなかったことが、ちょっと悲しいです。
読了日:07月10日 著者:原 りょう


さらば長き眠り (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-4)さらば長き眠り (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-4)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-16adc7.html
再々読です。
チャンドラー譲りの洒落た言い回しに、ついニヤッとしてしまいます。もっと長生きして、寡作でもいいから書き続けて頂きたかったです。
読了日:07月08日 著者:原 りょう


うつくしが丘の不幸の家 (創元文芸文庫 LA-ま 1-1)うつくしが丘の不幸の家 (創元文芸文庫 LA-ま 1-1)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/07/post-d73c1c.html
海が見える「美しが丘」は幸せの街でした。
読了日:07月02日 著者:町田 そのこ

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