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2025.08.04

中山七里【ヒポクラテスの誓い】

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中山七里/著 
出版社名 祥伝社
出版年月 2015年5月
ISBNコード 978-4-396-63467-4
(4-396-63467-6)
税込価格 1,760円

解剖医の矜持と新人研修医の情熱が隠された真実を導き出す、迫真の法医学ミステリー!

 

著者の【合唱 岬の帰還】に、本書の光﨑教授や古手川刑事が出てきたので再読してみた。

前回も、「一つ一つを、もっとキチンと再読したい。」などと書いている。

内科の研修医である真琴が、上司の命令で法医学研究所へ赴くところから始まる。

ここの担当医は、光﨑教授という「死人はウソをつかないから好きだ」という変わり者で、片っ端から死者を解剖しては大学の予算を食い潰している。
それを快く思わない連中が、真琴の上司を通してスパイ行為をさせようという魂胆だった。

 

全部で5つの短編集だ。

第1話は「死者と生者」で、酔い潰れて凍死したと思われる死体に、実は殺人が絡んでいた事件。

第2話は、幼い少女からの電話で始まる。
彼女の父がひき逃げを起こしたのを、解剖して真相を見届けて欲しいという依頼。
単なる交通事故として処理されたものだ。光﨑の解剖で見つけられた血栓が、被害者の死因の原因だった。
この時の遺族は勿論解剖など望まず、敢えて法医学研究所へ運んだ古手川も、相当光﨑に「毒され」ている。

第3話はボートレースの選手の、疾走中での事故。
これも、ボート一筋の選手の話だが、実は生活もかかっていたという現実が控えていた。

第4話は、真琴の友人で彼女自身往診を担当していた女性の急死。ここで「代理ミュンヒハウゼン症候群」という言葉を知って、承認欲求の怖さに慄然とした。

そして最後の第5話で、これまでの総決算。真琴の上司の企みが明かされる。

という、いずれも一気読み必至の話だった。

 

これがドラマ化されていたのを知った。
第1話を観たが。、北川景子主演で、何と光﨑教授役は柴田恭兵。ちょっとカッコ良すぎだ。
かなり原作に忠実な感があるので、
第2話以降も楽しみだ。

 

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