森博嗣【トーマの心臓】
講談社ノベルス モF-46
森博嗣/著 萩尾望都/原作
出版社名 講談社
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-06-182747-9
(4-06-182747-2)
税込価格 1,056円
萩尾望都の不朽の名作に、森博嗣が、今、新しい息吹を吹き込む
著者が敬愛していらっしゃる萩尾望都原作のノベライズ。
舞台は、ギムナジウムと呼ばれるドイツの中等学校。
その寮生オスカーの視点で、物語が紡がれる。
表題のトーマと呼ばれた少年が、死んだ(ちなみにここでは、生徒達はある教授が名付けたあだ名で呼ばれる)。
その後、トーマとそっくりな転校生が現れ、彼は生徒達の間にさざ波を立てる。
オスカーは同室のユーリの心理を案じ、色々手立てを考えるものの、うまくいかない。
オスカー自身も、父が母を射殺したという過去を持つ。彼は日本人だ。
ここの寮に入っているものの実家はみな名門で、その中でオスカーは自分はそうでないことを自覚している。
その後さほど大きな事件はなく、物語は淡々と紡がれていく。
本書はいわゆるBLものとされているようだが、それよりはドイツのこうした教育制度に興味が沸いた。
そして本書の後、ヘッセの【車輪の下】を何十年ぶりに再読したくなった。
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