有栖川有栖【鍵の掛かった男】
幻冬舎文庫 あ-23-2
有栖川有栖/〔著〕
出版社名 幻冬舎
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-344-42651-1
(4-344-42651-7)
税込価格 1,012円
中之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。だが同ホテルが定宿の作家・影浦浪子は疑問を持った。
とある新人賞受賞パーティーで、有栖は先輩作家から奇妙な依頼を受ける。
ホテルで自殺されたとされた男が、実は殺されたのではないか(火村に)調べて欲しいというものだ。
受験シーズン前で多忙な火村に替わって、有栖は自分なりに調べていく。
舞台は「中之島」にある小さなホテル。
知っている場所が多く、登場人物たちが歩いているところも容易に想像できる。
島を船とみなしているのも、面白い。
ホテルは常連客が多く、10名ほどが登場する。
その中の誰かが殺人犯なのか?
火村の登場はかなり後半になってからで、有栖の調査はいいところまでいっていた。
しかし被害者の謎について、火村も有栖も気づくのが遅すぎだ。多分そうであろうと思われる描写はあったのに。
判明した犯人についても、前半部でひょっとしたらと思われる動機があった。(引っかかる部分があったということ)
有栖の調査部分で引っ張りすぎの感があり、もう少し短い方が読みやすかったのではないかと思う。
おいしい食事が出るレストラン付きのこのホテル。
泊まってみたいなぁ。
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