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2025.08.30

紀田順一郎【古本屋探偵登場】

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創元推理文庫 Mき2-5 古本屋探偵の事件簿
紀田順一郎/著 
出版社名 東京創元社
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-488-40606-6
(4-488-40606-8)
税込価格 990円

(『古本屋探偵の事件簿』分冊版)

 

主人公須藤は、神田神保町で古書店を営業するかたわら、「本の探偵」を看板にしている。

表題作【古本屋探偵登場】では、いきなり古書の販売会の様子が語られる。

冒頭の場面は、デパートの開店前の様子から、開店直後の猛ダッシュ、婦人下着売り場を駆け抜けて会場へと急ぐ古書店主たちを描く。
その古書店主達は、半世紀前刊行の稀覯本『ワットオの薄暮』を巡って情報を集めている。

実在の古本屋をモデルにした人物も登場し、なかなか楽しい。

 

二篇目の【青鬼】は、幼少期に読んだ童話を探す女性が描かれる。
須藤は堅物かと思いきや、意外とそうでなかった。幾つくらいだろう?書いてあったかな?

長く古書街を彷徨っていた老人の、すさまじい集本とその家の様子にも驚くが、背後にはさらに不気味な事件があった。

あまり読みやすい本ではなかった。

 

巻末にある著者と瀬戸川猛資氏との解説対談があって、それが随分助けになった。

 

古本屋と言えば、「天牛書店」というのがあったっけ。
あまり覗いたことはないが、名物だったと言われていたような記憶がある。天神橋だったか?天満橋近辺だったか?

 

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