内田康夫【歌わない笛】
徳間文庫
内田康夫/著
出版社名 徳間書店
出版年月 1998年9月
ISBNコード 978-4-19-890958-1
(4-19-890958-X)
税込価格 545円
倉敷市の山林で夏井康子が死体で発見された。服毒し、フルートを手にしたまま…。
その五日後、婚約者・戸川健介の溺死体が吉井川に浮かぶ。
再読
演奏会で津山市を訪れ、偶然事件と関わったヴァイオリニストの本沢千恵子が、康子のフルートの持ち方がおかしいことに気づく。
この千恵子は、【後鳥羽天皇殺人事件】だったか(?)での登場人物だった。
このあとも千恵子は、少々狂言回し的な役割を果たしていくが。
このフルートの持ち方は、実は犯人がミスリードさせようと仕組んだものだったことが、最後に明かされる。
静かな場所にある音楽大学でと、一方でその裏で蠢く政治的な動き。
美しい環境を汚すようなことが、進行していく。
今回浅見には切り札がまったくなく、そればかりか、かなり勘違いしている。そのことが、事件の解決を遅らせたとも言える。
「自作解説」は、相変わらず面白かった。
名前のルビが間違ったまま発行されて、モデルとなった方からのクレームがあった話など、楽しい。
ファンクラブの方たちは、ずいぶんと協力的である。
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