西村京太郎【熱海・湯河原殺人事件】
新装版
C・NOVELS 29-36
西村京太郎/著
出版社名 中央公論新社
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-12-501412-8
(4-12-501412-4)
税込価格 990円
あの男――小早川が熱海に帰ってきた。小早川は、殺人の罪で六年の刑期を務め出所したのだ。熱海と湯河原でクラブを経営していた美人ママが絞殺され、遺体がその隣接する二つの町の境を流れる川で発見された、という事件であった。
一人の男が、刑期を終えて帰ってきた。彼(小早川)は、6年前に殺人を犯したとされていた。
それを聞いた熱海と湯河原の何人かが、怯えて善後策を講じるために集まる。
という書き出しは、何か不測の事態を予感させる。
そして、二つの街で次々と起きる殺人事件。
地元の警察は小早川を犯人として追求するのだが……。
そこへ何故か、警視庁の十津川と亀井が登場。彼らは、東京で起きた資産家の孫誘拐事件の犯人として、小早川を追ってきたのだった。
その資産家金次は、6年前に熱海と湯河原で出資しようという話を持ってきていた。
だがその話は、小早川の事件が起きたために消えてしまう。
出資話に乗ったのが、小早川に不利な証言をし、彼の出所に怯えている8人だったのだ。
随分人が死ぬが、犯人は思いがけない人物だった。
という訳で、いつもとは違った展開だった。
何より十津川シリーズとは、ちょっと違う。
地元の警察とはいえ、派出所のお巡りさんたちがメインのような話だ。
その辺に違和感も覚えつつ、それでも結構面白かった。
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