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2025.10.02

内田康夫【怪談の道】

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角川文庫
内田康夫/〔著〕
出版社名 角川書店
出版年月 1999年4月
ISBNコード 978-4-04-160746-6
(4-04-160746-9)
税込価格 616円

核燃料に関する取材で鳥取県を訪れた浅見光彦は、小泉八雲が「地獄」と形容した土地で、殺人事件に遭遇する。

 

ちょうど【小泉セツ夫・八雲】を読んだ縁もあって再読。

元はと言えば、取材で核燃料推進の記事を書くべく訪れた倉吉。そこで出会った女性と異父姉に請われて、殺人事件の捜査をすることになる。

二人の母親というのがかなり数奇な運命を辿った人で、姉妹の父が違うのはそのことによる。

表紙絵の後ろに見えているように、ここはまた、小泉八雲が辿った道の途中でもあった。
また、浅見の母雪江も、学生時代に八雲の足跡を訪ねてこの道を辿っている。

「プロローブ」は、その八雲の文章をまるまる載せている。不思議な踊りの光景である。

姉妹の両親(母親とそれぞれの父親)が若い頃、ウラン鉱反対の運動が起き、3人はそれに巻き込まれていた。
かなり政治的な運動だったが、当時は色々な学生運動が盛んだった。

そんな中でも若者に恋は芽生え、そして悲劇を生んだ。

結局浅見は依頼先に迎合するような記事を書けなかったのだが……。

 

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