内田康夫【怪談の道】
角川文庫
内田康夫/〔著〕
出版社名 角川書店
出版年月 1999年4月
ISBNコード 978-4-04-160746-6
(4-04-160746-9)
税込価格 616円
核燃料に関する取材で鳥取県を訪れた浅見光彦は、小泉八雲が「地獄」と形容した土地で、殺人事件に遭遇する。
ちょうど【小泉セツ夫・八雲】を読んだ縁もあって再読。
元はと言えば、取材で核燃料推進の記事を書くべく訪れた倉吉。そこで出会った女性と異父姉に請われて、殺人事件の捜査をすることになる。
二人の母親というのがかなり数奇な運命を辿った人で、姉妹の父が違うのはそのことによる。
表紙絵の後ろに見えているように、ここはまた、小泉八雲が辿った道の途中でもあった。
また、浅見の母雪江も、学生時代に八雲の足跡を訪ねてこの道を辿っている。
「プロローブ」は、その八雲の文章をまるまる載せている。不思議な踊りの光景である。
姉妹の両親(母親とそれぞれの父親)が若い頃、ウラン鉱反対の運動が起き、3人はそれに巻き込まれていた。
かなり政治的な運動だったが、当時は色々な学生運動が盛んだった。
そんな中でも若者に恋は芽生え、そして悲劇を生んだ。
結局浅見は依頼先に迎合するような記事を書けなかったのだが……。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【SWITCH Vol.41 No.5】(2026.01.23)
- マツダミヒロ【すべてやめれば、うまくいく】(2026.01.22)
- 堂場瞬一【怨嗟の回廊 ボーダーズ 5】(2026.01.17)
- 【放課後レシピで謎解きを うつむきがちな探偵と駆け抜ける少女の秘密】(2026.01.19)




コメント