中山七里【祝祭のハングマン】
文春文庫 な71-6
中山七里/著
出版社名 文藝春秋
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-16-792360-0
(4-16-792360-2)
税込価格 803円
司法で裁けないのであれば、陰の存在〝ハングマン”が悪に鉄槌を下す!
私立探偵ら謎の人物が跋扈する衝撃のミステリー。
アンソロジー【禁断の罠】の中の一篇に【ハングマン ―雛鵜】というのがあって、シリーズものらしいので探してみたのが本書。
【ハングマン ―雛鵜】では本書の主人公は、すでに探偵の手伝いをしている。
今回はまだそこまで行かず、捜査の進展中に探偵鳥海が登場してくる。
どうも【ハングマン ―雛鵜】よりは少し前の事件らしい。【禁断の罠】と同じく短編集かと思ったが、長編だった。
そして、【ハングマン ―雛鵜】は本書のネタバレになっているようなのだ。
幸い(?)にも、細かい粗筋は忘れているので、そのまま続けて読んでいく。
しかし結果はかなり重いものだった。
主人公瑠衣は、警察官だ。
折しも、国会議員も犠牲者に含まれる、大規模な食中毒事件が発生。
また、ヤマジ建設という会社の課長が、トラックにひかれるという事故が起きた。
瑠衣の父誠也はヤマジ建設に勤めている。
その誠也が、件の交通事故に異常な関心を示す。亡くなった課長は同期だった。
そして事故ではなく事件性があるということで、瑠衣のいる捜査一課に回ってきて、瑠衣も担当することになった。
続けて、ヤマジ建設の課長が不慮の死を遂げる。
そして誠也も……。
話は、贈収賄事件にまで発展していくのだった。
途中で犯人の予想はつくのだが、驚いたことに、瑠衣は探偵鳥海に協力するようになるのだ。
それで【ハングマン ―雛鵜】とも繋がるようになるのだが……。
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【禁断の罠】(25.10.31)
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