ジェーン・スー【生きるとか死ぬとか父親とか】
新潮文庫 し-89-1
ジェーン・スー/著
出版社名 新潮社
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-10-102541-4
(4-10-102541-X)
税込価格 649円
母を亡くして約二十年。
誰もが家族を思い浮かべずにはいられない、愛憎混じる、父と娘の本当の物語。
過日読んだ【介護未満の父に起きたこと】が面白かったので、それ以前の話である本書を読んでみた。
【介護未満の父に起きたこと】よりは数年前の話なので、お父さまもまだまだお元気だ。
ドラマ化されていたとのことで、國村隼さんの父親役は、適役だったろう。観たかったなぁ。
お父さまはダンディでなかなかハンサムな方のようだ。常に複数の女性の影がちらついていたとか。
お母さまの生前からとのことで、さぞやお母さまは大変だったことだろう。
お父さまは気前がよく、結果暮らしはどんどん破局へ向かっていく。
幼い頃から住んでいた家を手放して引っ越すとき。お母さまの荷物を整理していて、著者は値札のついたままの着物やアクセサリーなどを見つける。
手伝いに来てくれていた友人は、「お母さま、淋しかったのでしょう」と言う。
この一言に、グッときた。
かと言って、ドロドロした暮らしかと言えばそうではない。
父と娘、ケンカしながらも互いを気づかって、ほどよい距離を保って暮らしている。
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