天藤真【鈍い球音】
創元推理文庫 天藤真推理小説全集 4
天藤真/著
出版社名 東京創元社
出版年月 1995年6月
ISBNコード 978-4-488-40804-6
(4-488-40804-4)
税込価格 880円
手に汗握る野球ミステリの傑作!
「読書メーター」で【大誘拐】に「ナイス」をいただいてから、著者の本を探してみた。
驚いたことに、当時かなり読んでいたのだったが、本書は未読だった。
動機が何とも腹立たしい。自分の事業がたちいかなくなったからといって、ここまでするなんて。
途中何度か、話者の分からない会話があるが、何となく想像がつくし、その通りだった。
東西の球団若手と、新聞社若手(註1)の活躍が好ましかった。
微笑ましいカップル(註2)も誕生。
途中の攻防も楽しく読めたし、女性陣(註3)の活躍もよかった。
いわゆる「女性らしい」女性は、登場しない。それぞれが意思を持っており、積極的に行動する。
これは、もしかしたら著者のスタンスなのかなぁ、30年も前の作品とは思えない。
そして著者は、障害者へのまなざしもやさしい。
(註1)立花(東球団コーチ)とその友人(新聞記者)・若い記者3人
(註2)立花と比奈子(桂監督の娘)
(註3)比奈子と女性記者
表紙画はKindle版のものだが、この方が登場人物もさりげなく描かれていて好感が持てる。
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