太田忠司【月光亭事件 狩野俊介】
徳間文庫
太田忠司/著
出版社名 徳間書店
出版年月 1996年10月
ISBNコード 978-4-19-890574-3
(4-19-890574-6)
税込価格 576円
名探偵・石神法全の事務所を引き継いだ野上英太郎のもとに、法全の紹介で狩野俊介少年と愛猫ジャンヌが訪れた。狩野俊介シリーズの記念すべき第一弾!
野上の語りで話が進むが、彼は単に狂言廻しのようで、主人公はサブタイトルにあるように、狩野俊介少年(と猫のジャンヌ)のようだ。
学校を1週間休んで野上の事務所へ見学?(又は修行?)に来たということで、この頃はまだ幼い印象を受ける。
しかし少年ながら観察眼は鋭く、大人顔負けの推理力を見せる。
今回の舞台の家族というのが最悪で、俊介少年が「母親を殺すなんて……」と怒るところや、大人しいニャンコのジャンヌが主の危機を知って野生を見せる場面など、見どころも多い。
今回はシリーズの始まりということだが、続きがあるようなので読んでいこう。
俊介は孤児とのことだが、その辺のことも、追々明らかになっていくことだろう。
著者の本は【名古屋駅西 喫茶ユトリロ】シリーズが好きでよく読んでいたが、こちらの方が人気らしい。
初版が91年とのことで、ユトリロより古い。
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