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2026.03.10

中山祐次郎【迷うな女性外科医 泣くな研修医7】

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幻冬舎文庫 な-46-7 泣くな研修医 7
中山祐次郎/〔著〕
出版社名 幻冬舎
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-344-43439-4
(4-344-43439-0)
税込価格 792円

現役外科医が命の現場をリアルに描くシリーズ第7弾、雨野隆治の頼れる先輩・美しくクールな佐藤玲の物語

 

今回は、雨野隆治の4年先輩の女医、佐藤玲が主人公。

これまでも頼りになる先輩医師として、度々登場している。
医者として優秀なだけでなく、いつもスキがなくお洒落でもある。

そんな彼女のプライベートな葛藤をも描いていく。

隆治も医者として3年目を迎え、担当医になるほど成長している。そんな時、新しい研修医を迎える。

その研修医西桜寺への佐藤の反応が、なかなか愉快だった。
明らかな嫌悪感を隠そうともしない態度が、ストレートで気持ちいいのだが、世間一般的には少々狭量だと思われるかもしれない。

この一本気さが佐藤の特徴でもある。

本書で、佐藤が研修医の頃世話になった東凱の主治医を命じられる。上司である岩井の後輩でもある東凱は、佐藤が密かに慕っていた相手でもあった。
その彼の死という、辛い現実に向き合わねばならなくなった。

 

もう一つ、ジェンダー問題も絡んでくる。といっても職場環境ではなく、恋人との関係で。

付き合っていた渋谷という東大出身の天文学者が、アメリカへ研修に行く。
元々は自立した女性が好きだと言っていた渋谷だが、佐藤に仕事を辞めることを望んでくる。
彼の両親も、同じような考え方だ。

 

仕事と家庭を両立させている女性は、多い。自分もそうだった。「共働き」などという言葉もあったが……。
周りを見ても、「ワンオペ育児」といった言葉も、よく目にする。
逆に「イクメン」という言葉があるくらい、夫婦が当たり前に育児をすることは、いまだ確立されていない。
と話が逸れたが、佐藤には「迷いなく」いい医者になってほしい。

 

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