仁木悦子/他著【横丁の名探偵 犯人当て小説傑作選】
創元推理文庫 Mん14-2 犯人当て小説傑作選
仁木悦子/他著 福井健太/編
出版社名 東京創元社
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-488-40068-2
(4-488-40068-X)
税込価格 990円
ミステリ作家たちが工夫を凝らし、読者と頭脳戦を繰り広げる犯人当て小説。その傑作の数々から“読者への挑戦”ものを中心に精選し、全3巻のアンソロジーに集成したものの、第2巻。
久しぶりに仁木悦子さんの名前を見て、懐かしくなった。
落語の横丁再現の冒頭作。
横丁の面々の話を丁寧に聞く内に、犯人が判る趣向。
正統派だ。
泡坂妻夫の【ダイヤル7】は、さすがだ。
しかし、黒電話って、もうほぼ無くなってしまったのでは?
だからダイヤルを廻してある数字だけを浮かび上がらせるというのも、今の若い人には分かりづらいだろうな?
最後は今邑 彩【時鐘館の殺人】。
題名通り、最初の持ち主の趣味で集められたたくさんの時計。しかも、全部意識的に狂わせてある。
この狂った時計が謎解きの肝である。
今はゲストハウスになっていて、客室の番号が(時計盤に合わせて)イタリア数字というのも、かなりヒントになっている。
この日泊まったゲストと泊まった部屋の見取り図があって、こういうのは楽しい。
物語の途中で狂った時計が鳴ったのが大きなヒントで、「あれっ?」と思ったから、推理の方向は間違っていなかった。
他の収録作は、
「アリバイ不成立」石沢英太郎
「埋もれた悪意」巽昌章
「聖バレンタインデーの殺人」岡嶋二人
「ひとりじゃ死ねない」中西智明
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