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2026.07.20

堂場瞬一【標的の男】

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ハルキ文庫 と5-4 警視庁追跡捜査係
堂場瞬一/著
出版社名 角川春樹事務所
出版年月 2013年1月
ISBNコード 978-4-7584-3713-4
(4-7584-3713-0)
税込価格 796円

服役中の男の告白――墨田区の不動産業者の強盗殺人事件は、意外なところから容疑者が浮かび上がった。

 

やたらあちこちへ話が転がり、イライラする。
展開も遅く、中盤ではだれてくる。

いつもと違うところは、沖田がドジをして足を怪我して入院し、動けなくなってしまったことだ。
強引に退院してきても、松葉杖頼りでは行動幅が狭くなる。

動き回る沖田と、じっとしていて書類を読み込む西川。この反転した構図だけが、変化と言えば変化か。

しかし法を遵守すべき立場のものが、自分自身を守るためなら何でもありだと勘違いしているのではないか?

 

今回は「家族の絆」も、テーマだったような気がする。

上記の被疑者も、母子家庭。母親は苦労して彼女を育ててくれたはずだが、それをも「勝手に離婚して……」と切り捨てる。
それを聞いたさやかが決然と反論してきたのが、爽快だった。彼女自身、母子家庭なのだ。母への感謝を忘れず、二人は仲がいい。

西川が自分の家庭のことを顧みたり、沖田の中々進まぬ響子との関係を心配したりするのも、ちょっと微笑ましい。
最終近く、二家族で食事をするのもよかった。
息子たちは、サッカーの話題で盛り上がる。そう言えば、出会いは最初の事件だった。

 

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