汐見夏衛【あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。】
スターツ出版文庫 Sし1-5
汐見夏衛/著
出版社名 スターツ出版
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-8137-1026-4
(4-8137-1026-3)
税込価格 748円
中2の涼は転校先の学校で、どこか大人びた同級生・百合と出会う。初めて会うのになぜか懐かしく、ずっと前から知っていたような不思議な感覚。まっすぐで凛とした百合に涼はどんどん惹かれていく。
可愛い、又は綺麗な少女を表現する時によくある、
くっきりとした二重まぶたの大きな瞳と、白くなめらかな肌、ほんのり赤い小さな唇、すらりと伸びた首筋。肩のあたりで切りそろえられた癖のないストレートの黒髪は、
という表現を見て、「またかー」と読むのを中断していた。
しかし途中で放っておくのが嫌で、1カ月ほど放置していた続きを読む。
思ったよりヘビーな内容だった。
涼は転向した中学校で、ちょっと変わった女子に出会う。
グループ学習の流れで一緒に図書館へ調べ物に行った頃から親しくなっていくのだが……。
タイムスリップして戦争中に飛んだ女の子百合と、繰り返し同じ夢をみる中学生涼。
少女がタイムスリップ先の世界で出会ったのは、特攻隊員の彰。そして彼は、百合への想いを綴った遺書を残して、空に散っていった。
現実に戻った百合は、戦争を憎むようになる。
彼女が大人びて見えるのは、そんな経験もあるからのようだ。
そして涼は、彰の生まれ変わりだった。
という現実にはなさそうな話だが、いや、ひょっとしたら、分からないだけで実際にはあるのかもしれない。
誰も前世を知ることは出来ないが、知りたいような気もする。
白百合は、好きだ。
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