原田マハ(他)【エール!(3)】
原田実業之日本社文庫 ん1-3
原田マハ/著 日明恩/著 森谷明子/著 山本幸久/著 吉永南央/著 伊坂幸太郎/著
出版社名 実業之日本社
出版年月 2013年10月
ISBNコード 978-4-408-55147-0
(4-408-55147-3)
税込価格 660円
マハ、日明恩、森谷明子、山本幸久、吉永南央、伊坂幸太郎! 豪華執筆陣によるお仕事小説アンソロジー第3弾。
冒頭作原田マハの【ヴィーナスの誕生】は、8月21日から大阪中之島美術館で開催されている「フェルメール展」に合わせたような楽しい話だ。
一つの展覧会を開催するに当たっての、関係者の必死の努力が語られて、説得力がある。
もっとも主人公は学芸員として展示をする担当者になりたかったのだが……。
次からの3作は、知らない作家たちのもの。などと書いたが、実は再読だった。
日明恩(たちもり・めぐみ)の【心晴日和】は、東京消防庁に勤める女性が主人公。
現場へ出る仕事から後方支援の回されて、腐っている。
もっとも、この指令室の対応が迅速な人助けに結びついているのだと、改めて知った。
話し相手を求めて(?)電話をしてくるような不心得者もいるようで、そのご苦労がしのばれる。
最後は伊坂幸太郎さんの【彗星さんたち】
伊坂さんはあらかじめ他の人の作品を読んでいらっしゃったのかなと思った。
話そのものは、東北新幹線が東京駅に到着して次に発車するまでの7分間で車内清掃をする人たちの群像劇のような印象の話。
掃除を終えて次までのスタッフルームでのやりとりだが、少々冗長で新鮮さには欠ける。
だが、車両を進んでいくにつれて人生が進んでいくのではという発想は、非常に興味深かった。
今回はあまり知らない業種で働く人たちのことを知ることが出来て、楽しかった。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 読書日記:9月11日(2026.09.11)
- 有栖川有栖【インド倶楽部の謎 国名シリーズ】(2026.09.03)
- 8月の読書メーター(2026.09.02)
- 久我真樹【『名探偵ポワロ』完全ガイド】(2026.08.30)
- ぴあMOOK【中国ドラマが好き!いま見るべきスター最前線】(2026.08.27)




コメント