2017.05.27

コリン・デクスター【オックスフォード運河の殺人】

オックスフォード運河の殺人

オックスフォード運河の殺人コリン・デクスター 著 大庭 忠男 訳
税込価格: 734円
出版 : 早川書房
ISBN : 4-15-077558-3
発行年月 : 1996.6
利用対象 : 一般

モース主任警部は不摂生がたたって入院生活を余儀なくされることになった。気晴らしに、彼はヴィクトリア朝時代の殺人事件を扱った研究書『オックスフォード運河の殺人』を手に取った。19世紀に一人旅の女性を殺した罪で二人の船員が死刑となったと書かれていたが、読み進むうちモースの頭にいくつもの疑問が浮かび……

もう20年近くか20年以上前に読んだもの。本書でデクスターファンになり、以後次々と踏破していったっけ?
最初の頃のものではなく、モースの胃潰瘍もかなり進んでからの話のようで、入院のつれづれに読んだ犯罪記録に疑問を感じたモースが、退院後事件再探訪をするという話。

哀れな女性殺人ということで記憶していて、再読は辛いかもと思っていた。
モースがたどり着く真相については、すっかり忘れていた。

それでも、墓碑銘の絵が重要なポイントだとは即思い出せたし、姉弟の身長の記録についても、うっすらと覚えていた。


オックスフォード運河の殺人
Kindle価格:


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2017.05.21

【「ステキだね」と言われる女性になれる本】

「ステキだね」と言われる女性になれる本

「ステキだね」と言われる女性になれる本西出 ひろ子 監修
税込価格: 1,296円
出版 : 学研パブリッシング
ISBN : 978-4-05-800440-1
発行年月 : 2015/02/10
利用対象 : 一般

ちょっとした言い回しやしぐさで、印象はぐっと変わる! 「あいさつで好感度をアップする」「楽しく話題を広げる」など、女性が「ステキ」になるために覚えておきたいオフィスやプライベートでのマナーと話し方をまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】

歌舞伎やコンサートに行く際のドレスコードの話がTwitterで出ていた時に、紹介されていたのだったか?
一般的な常識事項だったらテキスト化したいなとおもったのだが、如何せん、ビジュアル過ぎるので断念。

若い女性向けの本なので、ざっと読んだらチビさんに進呈しよう。


あるある、「歌舞伎やバレエなどを鑑賞する」という項目が。

Twitterでは、ドレスアップすべきだという意見と、コンサートなどは行って楽しむことが大切なのだから、カジュアルな格好でもいいのではという意見があったっけ。

学生向けのコンサートなど入場料を比較的抑えた催しで、まずは参加していい音楽を聴くことを主に考えるという意見には賛同できる。


「ステキだね」と言われる女性になれる本


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2017.05.19

多岐川恭【的の男】

的の男

的の男多岐川 恭 著
税込価格: 1,365円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般

極悪非道な強腰で成り上がった実業家・鯉淵丈夫は、過去買った恨みも数知れず。肚に据えかねた七人が鯉淵めを亡き者にしようと秘策を凝らすが、憎まれっ子世に憚るを地で行くこの男、そう簡単には死んでくれそうもない。連作倒叙ミステリ。


げに恐ろしいのは、「女の執念?」 (ネタバレに近いものあり)

一つ一つの短編のタイトルは「一文字」。そしてそれが、凶器になっている。

「網」「銃」「穴」「錠」「毒」「紐」「髪」「牙」と来て、最後が「女」。

8篇のいずれにも登場する彼女の、しかしそれと判りやすいのが惜しいかな。伏線らしき言動も、それはそれで「当たった-」となるが。

しかしその彼女も最後には……。だから、男なんて信じちゃダメだってば。


的の男
Kindle価格:486円
honto価格:486円


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2017.05.18

【角野栄子の毎日いろいろ】

角野栄子の毎日いろいろ『魔女の宅急便』が生まれた魔法のくらし

角野栄子の毎日いろいろ角野 栄子 著
税込価格: 1,598円
出版 : KADOKAWA
ISBN : 978-4-04-104605-0
発行年月 : 2017/03/29
利用対象 : 一般

「魔女の宅急便」など、千冊以上の児童文学を生み出してきた作家、角野栄子。82歳の彼女から学ぶ、人生を明るく、色鮮やかに生きていくための「衣」「食」「住」のレシピ集。【「TRC MARC」の商品解説】


とれもステキな本を、見つけました。
「世界で一番おしゃれな魔女」の日々を描いたビジュアルな本です。

表紙は、ちょっとくすんだ赤い色を背景に、白にチューリップ模様のワンピースを着た角野さんが腰掛けています。テーブルの上には何葉かの写真があり微笑んでいる角野さん。
眼鏡は何とオレンジ色。本文で判るのですが、著書は洋服と合わせて眼鏡も着替えるのだとか。というか、洋服を買うときも、「この服に合う眼鏡があるか」を基準にしていらっしゃるようなのです。

出窓には、ミルやポットがあり、ちょっとおとぎの国のような雰囲気があります。


本文が、又ステキ。
洋服は、殆どワンピースのようです。そういえば、イギリスのちゃんとした老婦人は、ワンピースを召しているとか。

あれは何という本だったかなぁ。(こちらは日本の話)
病院へ行くのに、ワンピースを着ていくおばあちゃんという話がありました。孫からの視点での話でしたが……。


裏表紙は本棚で占められていて、ぎっしり本が詰まっています。
そうなのです、やはり本は一杯なければ。


角野栄子の毎日いろいろ


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2017.05.17

芦原すなお【わが身世にふる、じじわかし】

わが身世にふる、じじわかし(創元推理文庫 ミミズクとオリーブ)

わが身世にふる、じじわかし芦原 すなお 著
税込価格:596円
出版:東京創元社
ISBN:978-4-488-43005-4
発行年月:2007.1
利用対象:一般

ニューヨークから河田警部が帰ってきた。帰国早々、不思議な事件に遭遇した悪友は、見事な推理をみせるぼくの妻の知恵を借りようと、やってきたのだった。【「BOOK」データベースの商品解説】より

【ミミズクとオリーブ】シリーズ第3弾。その【ミミズクとオリーブ】をチラッと読み返したのだが、オリーブの木についての説明などあったのに、まったく覚えていなかった。

「ミミズクとオリーブ」シリーズの第3弾。
今回も、ぼくと同郷の河田が持ち込んでくる事件を、奥さんが解決するというもの。


本書も、(ワトソン役のぼくの)細君の料理の数々が楽しい。
【ミミズクとオリーブ】の時と比べ、この細君が嫌う嫌な事件が多い。

【ト・アペイロン】では、ぼくの大好きなチラシ寿司を始め、デビラという讃岐名物。エビデンは、浜田の赤てんのようなものかな。
「ぼく」が作る「田舎カレー」も、素朴で美味しそう!


さて肝心の事件は、殺人から始まる。
凄惨な場面が苦手な妻は、河田の話を聞いて座したまま解決の糸口を見つけ、「ぼく」が現場へ赴いてそれを確認してくる。

表題作
【わが身世にふる、じじわかし】は、「じじ」が「若い」のではなく、「かどわかし」をもじったタイトル。


【NY・アップル】
【わが身世にふる、じじわかし】
【いないいないばあ】
【薄命の王子】
【さみだれ】


わが身世にふる、じじわかし
honto価格:486円
Kindle価格:486円


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2017.05.16

道尾秀介【鬼の跫音】

鬼の跫音

鬼の跫音道尾 秀介 著
税込価格:555円
出版:角川書店
ISBN:978-4-04-100012-0
発行年月:2011.11
利用対象:一般

刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。家族を惨殺した猟奇殺人犯が残した不可解な単語は哀しい事件の真相を示しており…(「〓(ケモノ)」)。同級生のひどい攻撃に怯えて毎日を送る僕は、ある女の人と出会う。彼女が持つ、何でも中に入れられる不思議なキャンバス。僕はその中に恐怖心を取って欲しいと頼むが…(「悪意の顔」)。心の「鬼」に捕らわれた男女が迎える予想外の終局とは。驚愕必至の衝撃作。【「BOOK」データベースの商品解説】

収録作は六つ
よくあるそれぞれが微妙にリンクしているのではなく、独立している。


冒頭の【鈴虫】
屍体を埋めた穴の中に自分の学生証を入れたのは、発見されたときに特定されるためにだろう。
だが、「ボク」の鈴虫に対する怯えが出た時も、警察に参考人として連れて行かれたときも、妻はどういう反応をしたのだろうか?

【けもの】(けものへんだけで出来ている字)は、まさに「後悔先に立たず」を地でいったような話。もっとも「ぼく」は、後悔などしていないだろう。

子どもがずっと認められないまま育ったらどうなるか、親や教師はチラッとでも考えてみればいい。

【】は、まさに谷崎の【春琴抄】だ。
現在から一日ずつ遡っていく日記形式で書かれている。
「じっと見慣れているのには慣れている」というのは、美しいからだと思わせておいて……。


最後の【悪意の顔】も、怖かった。
執拗ないじめの様子も怖いが、それ以上にこんな教師がいるのかと呆れてしまう。
宮部みゆき【負の方程式】(16.06.06)に出てきた教師もひどかったが、こちらも負けず劣らず(?)といったところ。


どの短編にも、ずっと大きなカラスが出てくる。
カラスは不気味なものの例えとしてよく使われるが、本書でも例外ではない。


鬼の跫音
Kindle価格:


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2017.05.15

堂場瞬一【八月からの手紙】

八月からの手紙

八月からの手紙堂場 瞬一 著
税込価格: 782円
出版 : 講談社
ISBN : 978-4-06-277545-8
発行年月 : 2013/05/09
利用対象 : 一般

1946年、戦後間もない東京で「日本リーグ」を立ち上げようと奔走する日系二世の元ピッチャー矢尾。戦時中、カリフォルニアの収容所で彼を支えたのは、ニグロリーグのスター選手ギブソンとの友情だった…。【「TRC MARC」の商品解説】

第一部では、矢尾が新チームの監督を引き受けるまで。彼は、選手補強のためにアメリカの選手を呼ぶことを、オーナーの に提案する。

第二部は、そのアメリカ選手ギブソンとの出会いから、友情が育っていくまで。

そして圧巻が、第三部「1942年」の収容所生活。
矢尾とギブソンは、文通を続けている。ある日矢尾からの手紙に密かに埋め込まれていた「知人が撃たれて死んだ」というメッセージを読んだギブソンは、とにかく矢尾に会いに行こうとする。

収容所内にも、野球が判る人はいて、彼は矢尾に野球をするように言う。
ちょうどその頃到着したギブソンの放った一打は、中の矢尾に届いたのだった。

 矢尾はボールを両手で包み、胸に抱きしめた。何故だろう……涙が零れ落ちる。狂気の世界である収容所だが、外には正気の世界があると教えてくれる証拠のボール。  もう一度野球をやりたい、と矢尾は心の底から思った。

そして再び戦後の1946年第四部。

矢尾は、ギブソンに遭いに渡米する。苦労してやっと尋ね当てたとき、ギブソンは……。
矢尾とギブソン双方の「今」を交互に書きながら、やがて二人が遭遇するのだが。


著者の作品は、刑事物よりもこうしたスポーツものの方がいいような気がする。

息子からのお勧めだったが、野球好きのつれあいにも紙本を渡す。
感想はまだだ。


八月からの手紙
Kindle価格:782円
honto価格:782円


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2017.05.09

店内半分、店主の蔵書4千冊 厳選本「出会ってほしい」

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店内半分、店主の蔵書4千冊 厳選本「出会ってほしい」

本は、『著作者名やテーマ、書かれた視点などから自分で目利きして取り寄せる。』とのことで、買い取りだから売れなければ残ってしまう。

更にすごいのが、店の半分ほどに、店主の蔵書が並ぶこと。「らむ読 室」という。
ここで本を読みながら店主とおしゃべりというのも、楽しそう(読んでたらしゃべれないか?)。


こんな本屋さん、絶対行ってみたーい!


「らむぶっくす」名古屋市天白区焼山1丁目のマンション1階


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2017.04.30

読書メーターと、4月の検索語

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読書メーターと、2月の検索語(17.02.28)で、『そこで、時間が少しあればせっせと過去のレビューから登録し直している』と書いたが、これまでに750冊登録できた。それでもまだ、1日平均「0.18冊」というペースである。
そろそろ他のところをのぞきに行きたいが、なかなか余裕がない。

画像は、涼の「読書メーター」プロフィール画面。琵琶湖の夕陽だったと思う。


さて、今月の検索語。

「メモ帳」が保存できなくなって焦る(15.04.02)
いきなり1日からヒット。これは自分のためにも毎月表示しておきたい。

池井戸潤【シャイロックの子供たち】(13.08.30)

佐野洋子【おじさんのかさ】(04.09.29)
大好きな本

東野圭吾【新参者】(10.01.08)
これは阿部寛のドラマを見たのだっけ?

【日本人の知らない日本語】(09.08.14)

宮下奈都【太陽のパスタ、豆のスープ】(12.08.29)

「立つペンケース」に新色登場 (13.01.08)

万年筆をなくした(14.02.28)

◆有栖川有栖【モロッコ水晶の謎】(08.04.07)

青森へ行ってきた 2:七兵衛や(15.09.15)

青いマカロン(07.03.21)

似鳥鶏【レジまでの推理】(16.07.11)

KINDLE本のハイライト部分が一覧で読める(16.03.20)

シャンプーの点字(07.09.21)

お茶は買うもの?(06.08.28)
自分は家で飲むお茶は必ず入れるが

藤沢周平【秘剣秋風抄】(07.01.04)
キムタクで映画化された

【犬と話をつけるには】(06.07.26)

料理研究家の大原照子さん死去(15.02.02)

夏樹静子【特急夕月】AUDIBLE(16.03.25)
昨年の今頃は、よくAudibleを聴いていたなぁ。

五月のおやつ屋さんミニ:六花亭(14.05.11)

八百八橋(07.02.23)

芥川龍之介【或日の大石内蔵之助】AUDIBLE(16.02.17)

電気ケトルと卓上ポット(15.06.01)

連城三紀彦【恋文・私の叔父さん】(12.02.12)

絲山秋子【イッツ・オンリー・トーク】(08.03.13)

◆有栖川有栖【モロッコ水晶の謎】(08.04.07)

中谷彰宏【スピード整理術】(04.10.06)

永井路子【万葉恋歌】(05.01.01)

日本ウソツキクラブ(04.05.18)

◆有栖川有栖【スウェーデン館の謎】(05.03.31)


高校野球と、3月の検索語(170331)


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2017.04.26

梓林太郎【十和田・奥入瀬殺人回流】

十和田・奥入瀬殺人回流

十和田・奥入瀬殺人回流梓 林太郎 著
税込価格: 669円
出版 : 実業之日本社
ISBN : 978-4-408-55070-1
発行年月 : 2012/03/29
利用対象 : 一般

「出会い」クラブで知り合い、交際を始めた女性の素性を調べてほしいと依頼された私立探偵・小仏太郎。客を装い調査を始めると、調査員のイソが襲われ、直後、女性は青森に帰省するとの知らせが…。長編ミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】

この探偵の話は、以前読んだような気もするが。
小仏は、元警察官で同僚の交通事故をかばって退職した。いざというときには、この元同僚の力を借りることもある。

チンピラのイソを脅して社員にしたが、しょっちゅう脅迫めいた言葉でこき使っている。

さて事件は、「紹介文」にあるような依頼を受けて十和田湖へ飛ぶ。
その失踪した女性美保。本書の表紙には
『謎の女にまとう死の影を追って、奥入瀬渓流から十和田湖へ』とあるが、彼女は行方不明のまま。

真相が判るのは終わり近くだが、何だか肩すかしを食らったような「真実」だった。でも、彼女が幸せになるようで、よかった。


しかし、こういう商売が実際に成り立っているのだろうか?

十和田・奥入瀬殺人回流
Kindle価格:540円

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